ランボルギーニが腕時計メーカー、ロジェ・デュブイ(Roger Dubuis)とのパートナーシップ締結を発表。
なお、ロジェ・デュブイのサイトにおいてもランボルギーニとのコラボレーションが大々的に公開され、「エクスカリバー・ランボルギーニ・アヴェンタドールS」も公開されています。
※ランボルギーニによるプレスリリースはこちら
ロジェ・デュブイは1995年設立と非常に新しい腕時計メーカーですが、やはり新しい腕時計メゾンでもあるリシャール・ミルと異なるのは(価格帯はもちろん)、ロジェ・デュブイは時計師が設立し、リシャール・ミルはコンセプターが設立した、というところ。
要はマイクロソフト(ビル・ゲイツ)とアップル(スティーブ・ジョブズ)のような感じですが、そのぶん「技術寄り(リシャール・ミルの技術が低いという意味ではない)」の腕時計を作ることでも知られます。
現在ロジェ・デュブイはカルティエやボーム・メルシエを要するリシュモングループに属し、これはウブロやゼニスの属するLVMH(ルイ・ヴィトン筆頭)と双璧をなす高級ブランドグループですね。
創立者のロジェ・デュブイ自身がパテック・フィリップに在籍していたことから「往年のパテック・フィリップのようだ」とそのムーヴメントを評されることがある反面、外観が斬新であるために機能よりも見た目に注目が集まることも(実際に腕時計を手にとって見ると、驚くべき品質の高さを持っていることがわかる)。
実際にロジェ・デュブイはスイス「クロノメーター」検定よりも厳しいとされる「ジュネーヴシール」を獲得し、すべての製品に付与していることでも知られ、その技術は「スイス時計業界随一」ということもわかりますね。
製品ラインアップとしては「エクスカリバー(Excalibur)」「ヴェルヴェット(Velvet)」「パルジョン(Pulsion)」「モネガスク(Le Monegasque)」「オマージュ(Hommage)」などがありますが、やはり一番人気は「エクスカリバー」。
これは文字通り「戦士」をイメージしたもので、ダイナミックでパワフルな外観が特徴です。
今回ランボルギーニとのコラボレーションモデルとして「エクスカリバー・アヴェンタドールS」が2モデル発表され、いずれもケースはカーボン(このあたり、ランボルギーニ、とくにアヴェンタドールとの相性は良い)。
アランチョ・アルゴス(オレンジ)のモデルが限定8本、ジアッロ・オリオン(イエロー)バージョンが限定88本での発売。
自動車メーカーと腕時計メーカーとのコラボレーションは数多く、現在のところ下記がパートナーシップ関係として公開されています。
レンジローバー・・・ゼニス
フェラーリ・・・ウブロ
ランボルギーニ・・・ブランパン→ロジェ・デュブイ
イタルデザイン・・・ロジェ・デュブイ
コブラ・・・ボーム&メルシエ
メルセデスAMG・・・IWC
ベントレー・・・ブライトリング
マセラティ・・・ブルガリ
マクラーレン・・・リシャール・ミル
ポルシェ・・・ショパール
ブガッティ・・・パルミジャーニ・フルリエ
どんな腕時計がある?フェラーリなど自動車メーカーとのコラボウォッチ