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「EV開発を始めた時、皆が私を狂人だと言った」。そのリマックが急成長し、企業価値300億円に

2017/09/27

クロアチアのスタートアップ企業、「リマック・アウトモビリ」がその第一弾となる”コンセプト1(ワン)”に続くモデルをリリースする模様。
現時点では暫定で「コンセプト2(ツー)」と呼ばれており、コンセプト・ワンをあらゆる面でしのぐ、とされています。
コンセプト・ワンは1台あたり1億円を超える価格で、今までに8台がリリース。
さらにはコンセプトSとしてサーキット専用モデルを2台販売済みとなっています。

コンセプト・ワンについては1224馬力というハイパーぶりが話題となり、0-100キロ加速2.5秒というパフォーマンスがそれに拍車をかけることに。

なお、コンセプト・ツーに関しては「コンセプト・ワン以上の性能」を持つために価格もコンセプト・ワンよりも高価になる予定で、しかしリマックはこれを「100台売りたい」という目標を掲げ、初年度には20台の販売を目指しているようですね。

なお、リマックはこの「コンセプト・ツー」の開発と販売のために70億円程度の融資を受けており、さらには50億円程度の追加融資を中国企業から受ける、とも報じられています。

ハイパーEVを計画している会社(ブランド)としてはテックルールズ、ファラデー・フューチャー、NIOがありますが、いずれも量産には至っていない状態。
その中でリマックは一歩抜き出ていると考えてよく、投資家としてはそこに資金を集中させるのが「得策」と判断したのかもしれません。

なお、中国の出資者のおかげで(相当に力を持っているっぽい)中国での販売やパーツ調達が容易になったとリマックCEOは述べており、2024年までにはアストンマーティンやケーニグセグ向けなど、他メーカーのためのEV設計や製造に乗り出す計画もある模様。

現時点でリマックの企業価値は300億円近いと考えられているものの、CEOは創業時のことを振り返り、こう語ります。
「EVは未来そのものだ。今やそれは明白となっている。しかし、私がEVビジネスをスタートさせたとき、誰もが私を狂人だと言った」。

いつの世も、新しいことを始める人のことを世間は理解できなかったり、妬んだり、避難したりするものですが、そこで挫けずにやってきたからこそ、今日のリマックがあると言えそうですね。

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