| ラゴンダブランドからエレクトリックSUV登場? |
アストンマーティンはちょっと前に「ラゴンダ」ブランドをエレクトリックかつ超高級ブランドとして再スタートさせるとアナウンスしていますが、アストンマーティンブランドから発売する「DBX(ヴァレカイ?)」のラゴンダ版の開発にも取り掛かっている、とのこと。
なお、「DBX」はもともとエレクトリックモデルとして企画されているものの、実際の発売時にはプラグインハイブリッドになる、とアストンマーティンCEO、アンディ・パーマー氏が発言。
加えて「これまでの高級車とはまったく異なるアプローチを持つ、世界初の超高級ゼロ・エミッションSUVになる」とも。
エレクトリック化は思うように進んでいない
これには「エレクトリック技術が思うようなレベルに達していない」ということがあり、フルエレクトリックモデルとして「ラピードE」を発売しようというアストンマーティンにとっても「フルエレクトリックSUVはまだまだ難しい」ということなのでしょうね。
なおハイブリッド(PHEV)についても「今の技術レベルでは重くなりすぎる」としており、こういった発言を見るにエレクトリック化は側で見るよりもずっと難しそう。
DBX(ヴァレカイ)PHEVについてはDB11やヴァンキッシュに使用されるメルセデスAMG製V8ツインターボを使用すると思われ、そこに200馬力を発生するエレクトリックモーターを組み合わせて「システム合計700馬力」を発生する、とも伝えられます。※AMG側では800馬力を超えるハイブリッドシステムを開発している
なおDBXには「ガソリンエンジン(だけの)モデル」も存在するようで、こちらも同じV8ツインターボエンジンを使用し、V12エンジンはラインナップから外れる模様。
ラゴンダブランドから登場するモデルはもちろん「フルエレクトリック」になると思われますが、「ラゴンダ」ブランドであれば価格が高くとも問題はなく、かつ数量もさほど「多くは出ない」と思われ、少量生産を行うには適していそう。
ただ、問題となるのは発熱の関係で「フルエレクトリックモデルは中東では販売できないだろう」と思われることで、当初は「中東限定」であった近代ラゴンダにとっては何らかの解決策(やはり中東の暑さに耐えることができる冷却システムを開発)が必要なのかもしれません。
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