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ブラバムが「ニキ・ラウダがドライブしたF1マシン」のカラーリングを持つBT62を公開

2018/07/04

| ブラバムBT62が伝統のカラーリングを身にまとって登場 |

先日発表されたばかりの「ブラバムBT62」ですが、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにて”ニューカラー”を身にまとった実車を公開する、と公表(今回はひとまずCGのみの発表)。
以前に公開されたものは「グリーンにゴールド」でしたが、今回用意されるのは1978年6月17日に開催されたスウェーデン・グランプリにてにニキ・ラウダがドライブし、勝利を飾った”BT46B”と同じレッドとブルーのカラーリング。

ブラバムって何?

現在の「ブラバム・オートモーティブ(Brabham Automotive)」はかのジャック・ブラバム氏の息子、デビッド・ブラバム氏が運営。
もともとのF1チームとしての「ブラバム」にはニキ・ラウダのほかダン・ガーニー、ジャッキー・イクス、グラハム・ヒル、ネルソン・ピケ、デイモン・ヒル、リカルド・パトレーゼ、マーティン・ブランドルらが在籍していたことがあり、F1史上、もっとも成功したコンストラクターとしても知られます。

なおジャック・ブラバム氏自信は過去に3度のドライバーズ・チャンピオンを獲得しており、「自分の作ったチームで、自分のマシンを自分でドライブして」チャンピオンを獲得したたった一人の人物。
現代のF1はチームの規模やコストが膨大になっていることを考えると「今後もこの偉業を達成するドライバーは出てこないだろう」と思われ、その意味でもブラバムは、モータースポーツの歴史に燦然と輝く金字塔だと言えそうです。

ブラバムBT46はどう凄い?

ブラバムBT46は純然たるレーシングカーとして製造されており、そのためにエアロパッケージに優れるというのが大きな特徴。
そのダウンフォースは1200キロと言われますが、これはメルセデスAMGプロジェクト・ワンの700キロ、マクラーレン・セナの800キロよりもずっと大きな数字であることがわかります(両者ともに公道走行が可能)。

重量は972キロ、エンジンは5.4リッターV8で、重要なのは「自然吸気」であること。
出力は700馬力だとされ、テスト走行ではフォーミュラカーよりも速いタイムを出している、と報じられていますね。

ぼくがブラバムBT46について高く評価したいのはそのデザイン性。
サーキット走行のみで、しかし70台の限定販売なので「広く売る」ことは想定されておらず、そのために万人に訴求できるようなデザイン性や仕上げ品質を持つ必要はないはずですが、それでもブラバムBT46のデザインや仕上げはフェラーリやランボルギーニ、マクラーレンといった既存スーパーカーメーカーにも劣らないもので、「デザインを犠牲にしなかった(もしくは無視しなかった)」ことは素晴らしいと思います。

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