| ロータスがF1マシンモチーフのエキシージを限定発売 |
ロータスがこれまでとはちょっと変わったエキシージの限定車、「Exige Type 49」「Exige Type 79」を発表。
これはロータスの70周年を記念して発売されるモデルとなり、グラハム・ヒルが1968年にチャンピオンを獲得した際にドライブしていた「ロータス49」、そしてマリオ・アンドレッティが1978年にチャンピオンに輝いた際のマシンである「ロータス79」へのオマージュ。
ベースとなる車両は「エキシージ430」で、ヘセルに持つ自社のテストコースにてファステストラップ(1:24.8)を記録した、と公表されています。
エキシージ・タイプ49はこんなクルマ
ロータス・エキシージ・タイプ49のエンジンは430馬力、0-100キロ加速は3.3秒、最高速度は290km/h。
F1マシンのロータス49同様レッドにペイントされ、フロントスプリッター、バージボード、ルーフパネル、リアウイングにはチャンピオンシップゴールドのピンストライプ入り。
その他だとカーボンファイバー製のフロントスプリッター、エアカーテン、フロントアクセスパネル、サイドインテーク、ルーフパネル、テールゲートパネル、ストレートタイプのリアウイングが特徴。
ホイールはゴールド仕上げのウルトラライトで、表面にはダイヤモンドカットが施され、ブレーキキャリパーはレッドに彩られます。
なお、F1マシンのほうの「ロータス49」は、1966年投入の「ロータス43」の発展版。
アルミ製モノコック構造を持ち、エンジンはフォード製。
当時はグラハム・ヒルに加えてジム・クラークもドライブしており、1967年ではアメリカGP、1968年は南アフリカGPでワンツーフィニッシュを飾っています。
ロータス・エキシージ・タイプ79はこんなクルマ
一方のエキシージ・タイプ79は「ブラック」。
エキシージ・タイプ49のドアミラーがシルバーであるのに対し、こちらはドアミラーもボディカラー同色となり、全体的にすごみの感じられる雰囲気ですね。
Cピラーにはエキシージ・タイプ49同様に、スペシャルモデルであることをあらわすレター入り。
スペック・仕様はエキシージ49と同一、とアナウンスされています。
F1マシンの「ロータス79」は1978年に実戦投入され、「ジョン・プレイヤー・スペシャル・マークⅣ」としても有名。
そのデザインがあまりにも美しく、「ブラックビューティー」と呼ばれることも。
1978年には11戦中10戦においてポールポジションを獲得するなど、圧倒的な強さを見せています。
当然本戦でもその強さは変わらず、しかしこの快進撃を止めたのはぼくの愛するトンデモマシン、ブラバムBT46B(ファンカー)。
そう考えると、このあたりはF1が面白かった時代だったのでしょうね。