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これだからイギリス人ってヤツは。ジネッタが「エコなど知らん」的、600馬力V8エンジンを載せた軽量スパルタンなスーパーカーを発売

2019/02/28

車名、価格の発表はジュネーブにて

イギリスのバックヤードビルダー(というには規模が大きくなってしまいましたが)、ジネッタ(Ginetta)が新型車を発表。※今のところ名称はジュネーブでの正式発表までヒミツらしい。ジネッタは昔から「G+数字」という車名が多い

これは600馬力を発生する6リッターV8エンジンを搭載し、しかし「軽量コンパクト」を追求したクルマで、その重量はなんと1150キロ。
トランスミッションは6速シーケンシャル、もちろん駆動輪は後輪のみ、そしてエレクトリックの「エ」の字もない、正真正銘のスパルタンなスポーツカーです。

正直、これはもうレーシングカー

レイアウトは古典的なフロントエンジンで、ジネッタの得意とする手法ではありますが、そのデザインはこれまでのジネッタとは大きく異なって「カクカク」したもの。

それでもウインドトンネルでの計測だと時速161キロの時点でダウンフォースは376キロに達するそうで、これは同社の製作するLMP3クラスのレーシングカーと同じ数字だそう。

ジネッタはジュネーブ・モーターショーにてその名称とともに価格を発表し受注を開始するとのことですが、その価格は5000万円くらいになるんじゃないかという説も(すでに14台の予約が入っているとも報じられる)。

その価格はランボルギーニ・アヴェンタドールを超えるものですが、この理由としては「シャシー、ボディがフルカーボン」ということのほか、「ほぼハンドメイドで生産量が少ない」ということもありそう。

それにしてもイギリス人は本当にこういった「ハイパワーで軽量」なクルマが大好きで、ロータスはもちろんですがTVR、ノーブル、アリエルもやはり同様の傾向を持つイギリスの自動車メーカーであり、もはやこれはイギリスにおけるひとつの傾向だと言っても良さそうですね。

そして今回の画像を見ると「手作り感満載」で、これもイギリスの自動車メーカーに見られる(とくにモーガン)もう一つの特徴なのかもしれません。

イギリスと言うと「ジャガー」「ロールスロイス」といった紳士的なクルマのイメージがあるものの、一方でこういったバックヤードビルダーが数多く(現代でも)存在するという一面も持っており、なかなかに面白い国もでありますね。

なお、ジネッタは自社でワンメイクレースを開催することでも知られますが、この新型スーパースポーツを使用したレースも開催されることになりそうです。

VIA: Autocar

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