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珍しくアストンマーティンのカスタム登場。ヴァンテージのホイール交換にローダウン、出力は510馬力から700馬力へ

2019/04/01

| アストンマーティンは売れている割に「カスタムする人が少ない |

ドイツのチューナー、Wheels And More(ホイールズアンドモア、通称WAM)がアストンマーティン・ヴァンテージのカスタムを公開。

文字通り「ホイール以上」ということでエンジンにも手を加え、出力はノーマルの510馬力からなんと最大700馬力へ。
ヴァンテージのエンジンは4リッターV8ですが、V12ツインターボを積むアストンマーティンのフラッグシップ、「DBSスーパーレッジェーラ」の725馬力に迫る勢いとなっています。※ステージ1では590馬力、ステージ2では626馬力

アクセントカラーは「AMRライム」

現時点ではまだ理論値のようですが、ホイールズアンドモアはこの「チューンド」ヴァンテージについて0-100キロ加速3.3秒、最高速度330km/hを達成できると自信を見せていて、これはそれぞれノーマルの-0.3秒、プラス16km/h(こうやって見るとヴァンテージはもともと相当に高いパフォーマンスを誇る)。

こちらの画像はおそらくアストンマーティンのカーコンフィギュレーターに自社のホイールを組み込んだ(合成した)ものだと思われますが、ホワイトのボディカラーにカーボンそしてAMRライム(アストンマーティン・レーシングのイメージカラー)のカラーリングがなんともナイス。

ちなみにアストンマーティンはもともとカスタム自由度が相当に高く、サイドパネルや、ディフューザーなど、細かなパーツ単位でカラーを変更することが可能です。

こちらもやはり合成ですが、車高がしっかり落とされ、渋く決まっていますね。

こうやって見るとやはりよく言われる「魚顔」。

ちなみにこの「魚っぽい」顔つきについてはけっこう欧米では話題となっており、デザイナーがこれについて釈明したことも。

なお、ヴァンテージは発売当初大変な人気を呼び、2年ぶんくらいが完売したとも言われ、そしてハイパフォーマンスバージョン、MT版が登場すると言われながらも今に至るまでバリエーションは「一本」。

アストンマーティンとしては、現在「ヴァルキリー」やAM-RB003(ヴァルハラ?)やミドシップ化されるヴァンキッシュに注力していて、「それどころ」ではないのかもしれませんね。

ちなみにこちらは実際のヴァンテージにホイールを装着した車両。
アストンマーティンの年間販売台数は5,117台(2018年)を記録し、これはマクラーレンの4,806台をも抜いてランボルギーニの5,750台に迫る勢い。

つまり相当な台数が販売されているということになるもの、カスタムシーンでは「ほとんど見かけない」クルマでもありますね。

その理由は様々なものがあるかもしれませんが、やはり大きなものは「アストンマーティンのオーナーはシックさを重んじる」というものだろう、とぼくは考えています。

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