| さすがにこのコンセプトカーは「未来に行き過ぎた」かもしれない |
韓国のCGデザイナー、Hanbeom Lee氏が考えた「ホンダ・温泉コンセプト(Honda Onsen Concept)」。
完全自動運転をイメージしており、なんとクルマの中で温泉に浸かるという斬新なコンセプトカーです。
構造としては、車内にお湯を満たしたカプセルを設置し、その中に乗員が入るというもの。
よくアメリカで「車体後部にプールを設置したリムジン」が観光用に走っていたりしますが、これだと「お湯がこぼれるので」密閉式カプセルを採用したようですね。
ホンダ・オンセン・コンセプトの予約はスマホにて
利用方法としてはこんな感じ。
温泉地などに「カーシェア」用としての配備を想定しており、旅行者は事前に車両をスマートフォンで予約。
その後現地についたら、その土地の温泉に(車内で)浸かりながらいくつかの目的地を巡る、という使い方をイメージしているようですね。
車体はこんなイメージ。
全部は完全にオープンエア、後部に温泉入りカプセルを内蔵する、という設定です。
そして暑くなってきたら温泉カプセルを出てオープンスペースでくつろぐことができるそうですが、バスタオル姿の全裸女性が乗っていたら(それを見た人は)驚くのは間違いなさそう。
より具体的な構造はこう。
お湯を満たしたカプセルは「ジンバル内蔵」で揺れない構造を採用し、走行中にお湯が揺れて「波にもまれる」事態を避けているようですね。
なおルーフ上には衣類を収納できるようですが、着替えスペースがないのはちょっと困るかも(正確に言うと、着替えはできるが、オープンスペースで行う必要がある)。
お湯はこんな感じで満たされ、シートにはジェットバス機能付き。
面白いコンセプトカーではありますが、色々と導入には問題がありそうで、たとえば「毎回お湯を入れ替えないと」衛生面での問題が出たり、出入りの際にどうするのか、そして上述のように着替えなど(密室で溺れるというPL上のリスクもある)。
そして「温泉地において、クルマの中で温泉に入りたいと思う人がどれくらいいるのか」は疑問ではありますが、話題性やインスタ映えを考えると、(実用化されれば)意外なヒットとなるのかもしれません。
VIA:Hanbeom Lee