| ボディサイズもCクラスとそんなに変わらない |
メルセデス・ベンツ日本が「Aクラス・セダン」を発表。
Aクラスは「FF」をベースとしたプラットフォームを使用していますが、メルセデス・ベンツがAクラスにセダンを投入するのは今回が「初(CLAは”クーペ”風セダンという扱い)。
なお、「Aクラス」と聞くとけっこう小さいように思えるものの、実際のボディサイズは全長4549ミリ、全幅1796ミリ、全幅1451ミリ、となかなかに立派。
ちなみに現行Cクラスのボディサイズは4696/1810/1445ミリ、先代Cクラスは4585/1770/1445ミリなので、新型Aクラスセダンは「先代Cクラス並み」のボディサイズを持つ、ということになりますね。
日本だと「ダウンサイジング需要」も
ちなみにメルセデス・ベンツCクラスやBMW 3シリーズはサイズが大きくなりすぎていて、それぞれ新型に買い換えようとしても「立体駐車場に入らず」買い替えができない例もある、と言われています。
つまりは「Cクラス→Cクラス」「3シリーズ→3シリーズ」という買い替えができず、立体駐車場を基準に考えるならば「Cクラス→Aクラス」といった感じになり(BMWは現在3シリーズより下のセダンはない。これから登場すると思われますが)、ダウングレードを余儀なくされる、という現状もあります。
価格面では先代Cクラス「C200コンプレッサー」が450万円、現行「C180」が455万円。
それに対し、今回発表されたAクラス・セダンは「A180 Sedan」で344万円、「A180Style Sedan」で386万円、「A2504MATIC Sedan」だと476万円。
つまり、Cクラスに比べるとかなり「割安」な価格設定がなされており、「ベンツのセダンが344万円で買える」というのはかなりな衝撃です。
なお、メルセデス・ベンツ日本による新型Aクラス・セダンの特徴は下記の通り。
・メルセデス・ベンツ初、前輪駆動アーキテクチャーベースのプレミアムコンパクトセダン
・フォーマルなセダンスタイルとAクラスの若々しさの融合
・メルセデス・ベンツの対話型インフォテインメントシステム「MBUX」を搭載
・Sクラスと同等の最新の安全運転支援システムを採用
・発表記念特別仕様車「A 250 4MATIC セダン Edition 1」を250台限定販売
新型Aクラス・セダンのエンジンは2種類
エンジンは1.4リッター直4ターボ(136馬力)と2リッター直ターボ(224馬力)で、前者は180系、後者はA250に4WDシステム(4MATIC)とともに搭載されるもの。
現行Cクラスは1.6リッター直4ターボエンジンを搭載し156馬力を発生しますが、最新のデザインを持ち、やはり最新のインフォテイメントシステム「MBUX」、 かつSクラスと同じ円全支援運転システムが与えられたCクラスのほうがかなりお買い得感が強く、とくにC180よりもパワフル、かつ4WDを持つ「A250」はかなり割安に感じます。
新型Aクラスの内外装は「最新」デザイン
そしてメルセデス・ベンツンによると、新型Aクラス・セダンには「Sensual Purity(官能的純粋)」なる最新のデザイン言語を取り入れ、ラインやエッジを大幅に削減した、とのこと(このあたり立体感を演出するアウディやBMWとはかなり異なる)。
そのほか、「シャークノーズ」、細く長いヘッドライト、テールランプにも二分割式の横長タイプを与えるなど、若々しく躍動感に溢れ、ワイドで安定感のある印象を演出。
インテリアももちろん「最新」で、上述のMBUXのほか、ジェット機のアフターバーナーをイメージしたというエアコン吹出口を持ち、アンビエントランプも(一部オプションですが)装備されているので、かなりコストパフォーマンスは高いのかもしれません。
なお、現行Cクラスの登場は2014年とやや古く、フェイスリフトで最新のインフォテイメントシステムを与えることができないとも言われており、「クラス」「駆動方式」を気にしなければ、新型Aクラス・セダンは優れた選択肢と言えるかもしれませんね。
期間限定受注モデル、「Edition 1」も同時発売
こちらは期間限定にて受注を受ける「A250 4MATIC Edition 1」。
数々の専用装備が追加され、そのぶん価格は高くなって582万円という設定です。
VIA:Mercedes-Benz