| ベースはメルセデス・ベンツVクラス、しかし紛れもない”EQ顔” |
メルセデス・ベンツが突如「世界初のラグジュアリー・エレクトリック・ミニバン」、EQVを発表。
これは今年のジュネーブ・モーターショーにて「EQVコンセプト」として公開されていたものではありますが、先に発表されたEQCのようにティーザーキャンペーンが行われないままに登場した、ということに。
メルセデス・ベンツいわく「ゼロ・エミッションとドライバビリティとの両立」を達成したとしており、実車のお披露目はフランクフルト・モーターショー会期中(9月12日〜22日)に行う、ということもアナウンスしています。
1時間で80%までの充電が可能
基本的な形状やデザインは「Vクラス」に準じたものですが、そのヘッドライトやグリル部分はECQとも共通する「EQ顔」。
このフロントマスク含め、内外装ともに「ほぼコンセプトモデル同様」の状態にて発売されるようですね。
システムとしてはフロントに1つのモーターを配置して前輪を駆動する「1モーター」。
バッテリーは90kWhで出力は201馬力、そして1回の満充電あたり走行可能距離は405キロだと公表されています。
充電については公共、自宅ともに可能で、フロントバンパーにあるポート経由でチャージを行うことに。
急速充電にも対応しており、その場合は残量10%の状態から80%までを1時間以内で充電できる、とのこと。
もちろん最近のメルセデス・ベンツらしくMBUXインフォテイメントシステムを備えますが、「EQシリーズ専用」の機能も持っているようですね。
メルセデス・ベンツEQVのインテリアはこうなっている
こちらはメルセデス・ベンツEQVのインテリア。
ベースとなるVクラスを踏襲したもので、EQCとはちょっと「違う」雰囲気を持っていますね。
乗車定員は7人もしくは8人。
バッテリーはフロアに敷き詰めているそうですが、かなり広々とした印象ですね。
現在のところ価格の発表はなく、日本市場への導入も未定。
ただし日本市場は各メーカーのEV戦略にとって「非常に重要」だとされ、おそらく日本にも入ってきそう。
ある程度走行性能やサウンドを重視する車種であればともかくですが、ミニバンは一般に走行性能よりも快適性や積載性を重視した車種で、その意味では(価格の問題もあるものの)EVと相性の良いボディ形状でもあり、ほかのボディ形状を持つクルマよりは「まだ受け入れられやすい」のかもしれませんね。
VIA: Mercedes-Benz