| それでもたまらなく欲しくなるのはなぜだろう |
先日、クラシックミニのレストア&カスタムモデル「ミニ・リマスタード(MINI Remastered)」を販売するデビッド・ブラウン・オートモーティブが”ミニの60周年を記念し、ハードコアバージョンを発売する”とアナウンスしましたが、今回それがついに登場。
その名は「ミニ・リマスタード・オセリ・エディション(Mini Remastered Oselli Edition)」で、この「オセリ」とはクラシックカーのカスタムやレーシングカー作成を行うスペシャリスト「Oselli Classic and Sport cars」のこと。
デビッド・ブラウンが、このハードコアモデルを発売するにあたって選んだパートナーがオセリであり、そしてモデル名自体にその名を冠した、ということになりますね。
ミニは今年で60周年
このスペシャルモデルは、上述の通りミニの60周年を祝うもの。
これは初代ミニ、つまりBMCミニから数えて60年ということになります。
現在ミニブランドはBMW傘下に移っており、BMWの独自開発モデルへと変化していますが、BMW自身も「MINI60周年」を祝うイベントを各地で開催し、限定モデルも投入していますね。
ミニ・リマスタード・オセリ・エディションの価格は安くない
このミニ・リマスタード・オセリ・エディションの現在受注が開始されており、4人乗りが邦貨換算にて約1300万円、2人乗りが約1450万円という設定です。
この価格はポルシェ718ケイマン2台分、もしくはポルシェ911の1台分に相当する金額ですが、「その価値はある」と思わせる仕様とクラフトマンシップを持っている模様。
まず、エンジンはオリジナルの「Aシリーズ」をアップグレードしたもので、排気量は1,420cc、出力は100馬力「以上」。
エアインテーク、エキゾーストシステムも変更されている、とのこと。
ちなみにトランスミッションは5速マニュアルのみの設定です。
そのほかの改良点としてはSpax製パフォーマンスダンパー、強化ブレーキ(フロントは4ポット対抗、リアはドラム)、エンケイ製13インチアルミホイール(シルバーとゴールドが選べる)が与えられているといい、「走る、曲がる、止まる」すべてにおいてレベルが引き上げられているということになりますね。
ボディカラーは(当初1色と言われていたものの)2色が用意され、ホワイトもしくはグレーが選択可能。
フロントグリルがダーク仕上げとなるのが特徴で、LEDドライビングランプが装着されるほか、グリル上には「シリアルナンバーがペイントされる」とのこと。※画像では「60」とある数字
なお、4シーターと2シーターバージョンとではけっこう大きな価格差がありますが、2シーター版には手縫いレザーを持つバケットシートが与えられ、ハーフレザー仕上げのロールケージが装着に。
そのほか4点式ハーネス、アルカンターラ巻のステアリングホイール、グローブボックスの(シリアル)ナンバリングといった特別装備を誇るほか、オプションとしてボディに入るストライプ同色のアクセントカラーも選べるようですね。
さらにオプションとしてはそのドライバーにあわせてカスタムされたレーシングスーツ、ヘルメットも用意されている、とアナウンスされています。
ミニ・リマスタードとは?
ミニ・リマスタードはデビッド・ブラウン・オートモーティブが提供する、クラシックミニのレストモッド車両。
ミニをいったん分解し、再度独自のパーツを組み入れて「現代でも日常の使用に耐えうるように」作り直したもので、製作にかかるのは1,400時間以上、そして価格はおよそ1000万円、というクルマです。
相当に高価ではありますが、かなりな人気があるようで、今回の「オセリ・エディション」も一瞬で完売するかもしれませんね。
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