灯火類はLED、インフォテイメントシステムも最新に
イギリス拠点の「デビッド・ブラウン・オートモーティブ」がミニのレストア+カスタム=レストモッド車両となる「ミニ・リマスタード(MINI REMASTERED)」をジュネーブ・モーターショーに展示。
これはすでに発表がなされていたものですが、ジュネーブに顔を出すのは「初」かと思われます(このカラーが公開されるのも”初”)。
オリジナルを使用するのは骨格とエンジン、トランスミッションのみ。ほかはすべて「新しく」
「ミニ・リマスタード」はクラシックミニをベースにしているものの、いったん「全部分解してから」再度組み上げるため、それにかかるのは1400時間。
しかもパーツのほとんどはオリジナルパーツへと置き換えられ、もとのクラシックミニで使用するのはホワイトボディとエンジン、トランスミッションのみ。
製造に当たり、デビッド・ブラウン・オートモーティブはボディ剛性を(オリジナルより)向上させているとしており、エンジンは1275cc、しかしオリジナルに比べて50%出力がアップ(1330ccにボアアップすることも可能)。
ブレーキ、サスペンションも手直しされ、グリルなど金属パーツはスチール+メッキではなくアルミ製、ランプ類はLED化されているそうです。
今回展示されたミニ・リマスタードは二種類で、上の画像はちょっとアクティブな仕様。
淡いブルーとグレーを混ぜたような色味を持ち、ルーフとフェンダーは一段濃いトーンに。
ドアに山のイラストがありますが、実際に「マウンテン仕様」なのかルーフにはキャリアが取り付けられ、スキー板が載せられていますね。
ボンネットのベルトは「レザー」で、高級感や優雅さすら感じる仕様です。
そしてこちらは別仕様のミニ・リマスタードですが、ルーフだけではなくピラーもボディカラーと「別」に塗り分けた仕様。
インテリアも「ブルー」が採用され、さわやかなカラーリングに(リゾート地に似合いそう)。
こちらはまた別の一台で、メタリックグリーンという「ミニらしいカラー」。
テールランプは新しいもの「LED」へと置き換えられているのがわかります。
エンブレムは「ミニ」ではなくデブッドブラウン独自のものへと置き換えられており、登録上は「ミニ」なのか「デビッド・ブラウン」なのかは気になるところ。
ミニ・リマスタードは2017年4月に発表。
その後に価格約1500万円、台数限定にて販売されるとアナウンスされていますが、生産に時間がかかるためにまだまだ「予定台数」を消化できていないのかもしれませんね。
なお、クラシックミニはその価格の手ごろさからカスタムベースとして人気があり、中には「フルエレクトリック化」する会社も。
しかし、今回のミニ・リマスタードでも同じですが、「ハンドメイド」になるとどうしても価格が高くなってしまうのがネックではありますね。
VIA:CARSCOOPS