| ただし詳細情報公開についてはあとしばし待つ必要があるようだ |
BMWがロサンゼルス・オートショーへの出展を前に、ついに新型M2 CSの情報を公開。
3リッター直6ツインターボエンジン出力はM2コンペティションの410馬力から、M2 CSでは450馬力へと向上していますが、エンジン型式については(S55なのかS58なのか)不明です。
現時点で用意されるトランスミッションは6速マニュアルのみ、そして0-100キロ加速は4.0秒。
後に7速DCTも追加されると見られ、こちらはおそらく0-100km/h加速において、0.2~0.4秒ほど速くなる、と思われます。
その他の装備としてはアダプティブMサスペンション、スポーツエキゾーストシステム(バルブの開閉は電子制御)。
ボディには大量のカーボンファイバーが使用され、重量は相当に削られていると思われるものの、現時点では「何キロのダイエットに成功したか」という情報は非公開。
生産台数は全世界で2,200台に絞られ、そのうち500台が北米に割り当てられる、とのこと。
現時点では日本への導入やその価格、もちろん販売台数に付いても公表はありません。
BMW M2 CSの外観はこうなっている
そして新型BMW M2 CSのエクステリアについて、上述のように「カーボンファイバーだらけ」。
フロントだとスプリッターがヴィジブルカーボン、そしてボンネットもカーボン製だと伝えられています。
なお、これまで目撃されていた偽装付きのM2 CSプロトタイプとは随分印象が違うようにも見えますが、そう感じるということは、「カモフラージュの甲斐があった」ということなのでしょうね。
ブレーキキャリパーはレッド、そしてホイールは「ゴールド」。
このゴールドというかブロンズカラーのホイールは最近の流行の一つで、ランボルギーニ(ウラカン・ペルフォルマンテ)やポルシェ(911GT2 RS)等のハードコアモデルに採用される事が多く、その性能を主張する一つの手段として使用されているようです。
そしてルーフもカーボンファイバー製、トランクリッドスポイラー、リアディフューザーもカーボン製(トランクリッドがカーボン製なのかどうかは不明)。
BMWは先日、M2用のMパフォーマンスパーツ(オプション、下の画像)としてカーボンボンネット(-9キロ)、カーボントランクフード(-6キロ)等を発表しているものの、M2 CSの場合、それらのデザインとも異なるデザイン(ノーマルに近い)を持つようですね。
M2 「CS」ロゴはイタリック。
このオフィシャルフォトに採用されている車両については、バッジやマフラーエンド、サイドスカットルなどが「ピアノブラック仕上げ」となっています。
ドアミラーキャップももちろんカーボン製。
ホイールそのものはMパフォーマンスパーツ製(純正比-3.2kg/本)と同じデザインに見え、ただしカラーが異なるようです。
こちらはM2 CSのエンジンルーム。
見た印象ではM2コンペティションとレイアウトやカバー、補機類が同じようで、となるとS58ではなくS55を搭載していると考えるのが妥当かも。
BMW M2 CSの室内はこうなっている
そしてこちらがM2 CSのしてこちらがM2 CSのインテリア。
アルカンタラとレザーを組み合わせ、Mカラーの切り返し、レッドのステッチ、そしてパンチング加工の入るシートセンター。
シートベルトの縁もMカラーですね。
センターコンソールはアルカンターラ+カーボンファイバー。
シフトノブ形状は「けっこうレトロ」で、ここは以前からほとんど進化していない部分かも。
BMWはメルセデス・ベンツ、アウディと比較して「内装デザインにやや遅れを取っている」という印象がありますが、こういった部分を見ると、「やっぱり一定のビハインドがあると考えるべきだろう」とも思います。
そしてダッシュボードにはアルカンターラ打ち抜きで「CS」ロゴ。
この「打ち抜きで柄を表現する」という技法はここ2年ほどで急激に普及してきたように思います。
キックプレートにもM2「CS」。
VIA:Jalopnik