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「ミニ ジョンクーパーワークスGP」発表!ミニ史上最強最速、オーバーフェンダーに巨大ウイング装備、おまけに2シーター

2019/11/20

| その手法はこれまで通りだが、今回のミニJCW GPはそのレベルがさらに上の次元へ |

ミニがついに第3世代となるミニ・ジョン・クーパー・ワークスGP(MINI John Cooper Works GP)を公開。
これはミニ史上、もっともパワフル、そしてもっとも速い”公道走行可能な”クルマ。
エンジンは2リッター4気筒ツインパワーターボを搭載し出力は306PS、トランスミッションは8速AT、駆動輪は後輪のみ(デフロックつき)。
0-100km/h加速は5.2秒、最高速は265km/hだとアナウンスされています(BMWの加入する紳士協定で定められた250km/hを超えているので、リミッター非装着なのかも)。

最新「ミニ・ジョン・クーパー・ワークスGPはこんなクルマ

ミニ・ジョン・クーパー・ワークスGPは、「通常の」ミニクーパーS JCWのさらにハイパフォーマンス、かつ限定バージョンという位置づけですが、今回の「GP」はこれまでのGPに比べ、ベースとなるミニクーパーS JCWとの差別化が大きくなっています。

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もっとも顕著なのはCFRP(発表前には樹脂製かと考えていたが、実際に発表されてみたらカーボン製だった)製のオーバーフェンダー、そして巨大なリアウイング。
フロントバンパー、リアバンパーもそれに呼応する形で再デザインがなされることに。

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フロントのウイングエンブレム、ドアハンドル、フューエルフィラーキャップ、リアガーニッシュはブラック仕上げ、テールランプはダーク仕上げ。
ホイールはこれまでのミニJCW GPと同様に「4本スポーク」を採用しています。

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真後ろから見ると、オーバーフェンダーが「フロート」していること、リアウイングの特殊な形状がよく理解できますね。

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エキゾーストパイプはステンレス、そしてセンター出し。

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フロントグリル内には、これまでのミニJCW共通のアクセントカラー「レッド」に彩られたエアガイド。
グリル内部の構造や形状が変わり、グリル全体がメッシュに、そしてグリル内部がやや「突き出た」形状へと変更されているようですね。

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ホイールは18インチ、タイヤは225/35サイズのハンコック製。

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とにかく巨大なリアウイング上の「GP」文字はエンボス加工によって再現。

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ウイング後端にはさらなるダウンフォース獲得のために「リップ」が装着されています。

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フロントフェンダー上の「2020」文字は、新しい印刷技術を用いて再現されたもので、実際のプロダクションモデルにおいては車両個別に与えられる「シリアルナンバー」となるようですね。

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過去のミニ・ジョン・クーパー・ワークスGPはこんなクルマ

こちらは「3世代」すべてのミニJCW GP(真ん中が最新モデル、左が先代、そして右が初代)。

ジョンクーパーワークスGPはMINIブランドがBMWに移った後に誕生した限定シリーズで、3ドアハッチバックに対して3世代に渡り販売されることに。
ミニ3ドアハッチバックそのものは、R50、R56、F56と3世代が存在することになりますが、最初のミニJCW GPであるR50世代のミニ・ジョンクーパーワークスGP(コードネームはR53、上の画像では左、下の画像では右)は2006年に登場し、これはミニのチューニング版という位置づけとなっていて、その名称は「JCW( John Cooper Works )GP Kit」。

パフォーマンスアップキット「GPキット」をメーカーが直々に組み込んだクルマという位置づけで、出力は163馬力から218馬力へパワーアップ、そしてリアシートが取り外されて2人乗りへ。
世界限定2,000台、日本には160台が入っています。
ちなみに新車価格は395万円で、ベースモデルであるミニクーパーSの110万円高くらい。

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R56世代のジョン・クーパー・ワークスGP(上での画像では左)は2013年に登場し、やはり2,000台の限定販売(日本には200台が入荷)。
出力は211馬力から218馬力へ、そしてリアシートも取り外されるというお決まりのチューンが施されています。

なお、ドアミラーキャップやブレーキキャリパーのレッドアクセント、4本スポークのホイールといった特徴はR53 MINI JCW GPから受け継いでおり、スポイラー、ウイングはR53 JCW GP比でさらに過激に。
なお、価格は460万円で、ベースとなるミニ・ジョン・クーパー・ワークス比で100万円アップという設定です。

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ミニJCW GPのインテリアはこうなっている

インテリアにおいても同様に「大幅にカスタム」され、メーターは表示どころかそのハード自体も専用に。
ダッシュボード助手席側には「GP」そしてシリアルナンバーが入り、ステアリングホイールの12時位置にはセンターマーク、パドルシフトは3Dプリンターによって製作されたもの。

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リアシートは取り払われて2シーターへ変更され、リアシートのかわりにかわりにゴッツい補強用のバーが入っています。

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シートは「レーシングスーツ」を思わせるステッチが入り、レッドのコントラストステッチが採用。
フロアマット、スカッフプレートには「GP」ロゴが入り、オーナーの「所有する満足感」を高めています。

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ミニJCW GPの生産台数は3,000台に限定され、製造はミニの所有するオックスフォード工場にて。
最初のミニJCW GPは2020年3月に生産されるとのことで、北米に納車されるのは2020年夏以降。
価格については北米仕様にて45,750ドルとアナウンスされていますが、今のところ日本仕様の発売、そして価格等についてはアナウンスがなく、ここは「待つ」しかなさそうですね。

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