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メルセデス・ベンツは将来的に「内装からレザー全廃」?ヴィーガンのルイス・ハミルトンにメルセデスCEOが「レザーやめようと思う」と相談

2019/12/27

| まさか高級車の代名詞=レザー内装がなくなる日が来ようとは |

6回のF1ワールドチャンピオンを獲得したルイス・ハミルトンが「メルセデス・ベンツのCEOと、メルセデス・ベンツが販売する車両の内装からレザーを排除することについて話をしている」とコメント。
これはマレーシアのメディア、”エッジ”にルイス・ハミルトンが語ったもので、「今日、メルセデス・ベンツのCEOから電話で連絡があり、すべてのメルセデス・ベンツ製車両にレザーを使用しないようにするにはどうするかを話し合ったよ。ボクは、世界を救い、未来をより良くするための活動を行いたいんだ」とのこと。

ルイス・ハミルトンはヴィーガンに転向

なお、ルイス・ハミルトンは2017年にヴィーガンに転向(それに先駆け、2015年から赤身肉を摂取していない)。
ルイス・ハミルトン自身はヴィーガンに転向した後にメンタル、フィジカルともに「これまでに無いほど調子がいい」と語り、実際に2017、2018、2019年とタイトルを獲得しています。

そして人生における最良の選択は「メルセデスF1チームへの移籍」、そして2番目が「ヴィーガンという道を選んだこと」。

ヴィーガンは「人間が動物を搾取してはならない」という主義のもと、動物性食品の摂取を避け動物由来の製品を使用しないという生活を指しますが、「菜食主義」たるベジタリアンとは異なり、動物愛護、自然保護がその精神の根本にあると考えて良さそうです。

かつてビジネス・インサイダーに「ビーガンのF1チャンピオン、ルイス・ハミルトンの食生活」という記事も掲載されていますが、ハミルトン自身、かなり厳格な食生活を送っているようですね。

近年ではルイス・ハミルトンのようなトップアスリートが「パフォーマンス向上のため」ヴィーガンへと転向する例も多く、ハリウッドセレブでもヴィーガンに転じる人が多数存在(中には商業的にヴィーガンを利用する人もいるというが)。

自動車メーカーもヴィーガンには配慮

そしてこういったトップアスリート、セレブが続々ヴィーガンへとシフトしているということを受け、一般の人々にもその認知度が拡大中。
ィーガンへと転じる人は知識と所得とが高いという傾向もあり、これは高級車(とくにハイブリッドカーやEV)の購買層とも通じることがあるようです。※ヴィーガンのライフスタイルはコストが割高になる傾向がある

そのためにテスラは2016年からモデルXのオプションに「合成レザー」を加え、2017年からはモデルSでレザーを選択することができなくなるように。
アウディはe-tronにて同様のシンセティックレザーを採用し、フェラーリやランボルギーニ、ポルシェでもアルカンターラ含む合成素材オプションが増加していますね。

そのほかレンジローバーではウールを使用した内装が採用されたり、ベントレーではクラゲやキノコを原材料に使用したレザー風素材の開発を行っているのは度々報じられるところ。※とくにヴィーガンはイギリスに多いとされる

メルセデス・ベンツもこういった流れに逆らうことはできないということになりそうですが、ルイス・ハミルトンという強い味方を得ることにより、ほかブランドよりは有利に「ヴィーガン対応インテリア」採用を進めることができそうです。

VIA: Autoweek

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