
| 日本の蟹とは食べ方がずいぶん違う |
さて、上海に来たからには上海蟹を食べねばなるまいということで上海蟹専門店「成隆行蟹王府」へ。
南京西路と外灘との間くらいにあるお店で、けっこうな有名店でもありますね。
そして「当日行って(満員で)入れない」と困るので、あらかじめ電話にて予約を入れてからの訪問ですが、思っていたよりも料理の内容が素晴らしく、ここで紹介してみたいと思います。
上海蟹は「過去の観光名物」であって、今どきの食文化からすると大したレベルではないだろうとタカをくくっていたのですが、実際に食べてみると「正直スマンカッタ」という感じ。
その味、成隆行蟹王府の調理技術たるや素晴らしく、これだけ上海を訪問していたのに今まで一度も食べなかったのを後悔したほど。
次回も上海を訪れることがあれば、必ず訪問したいと思います。
成隆行蟹王府はこんな感じ
お店の外観はこんな雰囲気。
入って右側では上海蟹をそのまま販売していて、地元の人が買って帰ったりしているようです。
なお、上海蟹というと「偽物」も多いそうですが、ここは自前の養殖場を持っていて、政府のお墨付きももらっているようですね。
ちなみに上海蟹の「旬」は10月くらい。
オスとメスでは若干旬が異なるそうです。
店内はこんな感じ(めちゃくちゃ中国っぽい)。
かなり地元の人が多い、という印象です。
ちなみに中国の人は「食」にうるさく、どんなに安くとも「まずければ」その店には二度とゆかず、しかし「美味しければ」いかに高価でもまた訪れるという傾向がある模様。
よって、流行っているお店は例外なくウマいと考えていい、と認識しています。
成隆行蟹王府ではコースを食べてみた
メニューは単品、コースとがありますが、はじめて来たということもあって「コース」を選択。
コースだとより多くの種類を食べることができ、かつ失敗も少ないだろう、という判断です。
コースで食べて気に入ったものがあれば、次から単品を頼もう、と考えたわけですね。
最初に出てくる突き出し。
「ねじって揚げる」お菓子のようなものは中国全般でよく見られます。
こちらはお茶(とお酒)。
フルーツのようなものもイキナリ登場。
けっこう彩りに気を使っているようですね。
鶏肉、野菜(シャキシャキしてる)、そしてハムと何かの煮こごり。
まずは前菜。
フカヒレとカニのスープ。
カニ味噌とカニの身。
これはすごくウマかった。
カニのハサミとカニソース。
まさにカニづくしです。
小籠包とスープ。
スープ多いな!
エビチリ(巨大)。
そして上海蟹登場。
ただし素人はこのままだと食べ方がわからないので、このあとお店の人が「剥いて」くれます。
ちなみに「オス」「メス」一匹づつを頼んでいます。
剥かれた状態で出てきたのがこれ。
ミソたっぷりですね。
続いて蟹の身が乗った麺。
チャーハン。
そしてデザート。
生姜風味の甘く温かいスープに白玉(中にごまあんが入っている)ですが、ほっとする味で美味。
冒頭で述べたとおり、「今まで食べずにいた」のが悔やまれるのが上海蟹。
また別のシーズンにて、別のメニューを試したいと思います。
| 成隆行蟹王府 住所:中国上海黄浦区九江路216号 電話: (+86) 02163212010 |











