| レクサスの客層を考えると、子ども用グッズはけっこう売れそうだが |
北米レクサス法人が、脳性小児麻痺支持団体とのコラボレーションによって「オープンのレクサスLX」をワンオフで製造。
これは小児麻痺を患う子供でも他の児童同様に移動ができるようにと考案されたもので、すでにこのレクサスLXはフィンリー・スモールウッドさんに「納車」された、とのこと。
この車両はレクサスが直々に製造したということになりますが、さすがレクサスだけあって細かいところに至るまでの配慮がなされているようです。
なお、グリルやレクサスエンブレム、ホイールなどはブラック仕上げとなっていて、北米で展開されている「全部ブラックな」レクサスLXインスピレーションシリーズのような仕様ですね。
その完成度は想像を超える
こちらがレクサスLXに乗ったフィンリーさん。
画像を見るに、3眼プロジェクター式ヘッドライトやデイタイムランニングランプ、ホイール、ドアミラーなどの完成度はすばらしく、このあたりはレクサスのエンジニアたちの「こだわり」が反映されたところなのかも。
ボディカラーの「パープル」は、レクサスとしては非常に珍しいものですが、これはフィンリーさんの希望によるものかもしれませんね。
ドアハンドルやテールランプの再現度も高し。
ナンバーはもちろん「FINLEY」、そして体を支えるデバイスも装備されています。
今回は子供用乗用レクサスLXは「ワンオフ」とのことですが、ぜひ量産し、多くの脳性麻痺を患う子どもたちに届けて欲しいものですね。
レクサスは「子供用マーケット」に興味がない?
なお、レクサスはオーナーそしてレクサスのファン向けに様々なグッズを展開中。
大きく分けるとそのラインアップは3つあります。
CRAFTED FOR LEXUS
LEXUS
LEXUSのクラフトマンシップに共鳴する「若き匠」とのコラボレーションにより
生み出される、ライフスタイルを彩るコレクション。
LEXUS collection
LEXUS
レクサスから広がる豊かなライフスタイルを、
もっとあなたの近くに。
クルマを愛するオトナ達のライフスタイルを彩る
LEXUS
「 MN COLLECTION 」
これらを見て分かる通り、「上質」「オトナ」をキーワードとしているようで、そのラインアップは伝統技術を用いたタオルや傘、家具、バッグ、サングラスといったもの。
それらを見ると子供用は非常に少なく、見られるのはミニサイズのグランドピアノ(表現に矛盾があるような気がする)くらい。
要は子供をターゲットにした製品を展開していないようですが、レクサスの客層からするとほとんどのオーナーには子供がいるとも考えられます。
よって、レクサスが子ども用の製品を展開していないのはかなりな「不思議」でもあり、このあたりはキッズ用乗用車を取り揃えるマクラーレン、フェラーリ、ポルシェ、フォルクスワーゲン、メルセデス・ベンツ、テスラとは大きく異るところ(たしかに、子ども用グッズを販売しないブランドもいくつかあるようだ)。※あくまでもショールーム内を上品に保ちたく、子供で溢れかえるのを嫌っているのかも