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次期BMW M2は2022年登場?M4と同じエンジン、420馬力とのウワサ。一方M2”グランクーペ”の可能性も

2020/03/21

| M2クーペはFRベース、M2グランクーペはFFベース |

BMWは未だ新型M3そしてM4を発表してないという状況ですが、そんな中で早くも新型M2のウワサが登場。
これは英国Autocarが報じたもので、新型M2のコードネームは(現行のF87から)G87となり、エンジンはS55からS58になる、とのこと。

ちなみに新型M2については謎が多く、というのも2シリーズ自体は基本的にFFレイアウト、そしてFF用シャシーを用いていて、しかし同じ2シリーズでも「2ドアクーペ」系はFRレイアウトを採用する、と言われます。

となるとどのプラットフォームを使用するのかということになりますが、コストダウンを考えるとM3/M4との共有化が妥当な線。
そして今回報道のあったS58」ですが、新型M3/M4についてもこのエンジンを積む可能性が高く、となるとM2/M3/M4はすべて同じプラットフォーム(CLAR)とエンジンを用いるということにもなりそうです。

新型M2は「求めやすいM4」に?

仮にそうなればM2/M3/M4との差、とくに2ドアクーペであるM2とM4との差は何なのかということになりますが、一つは「出力」。
新型M4は500馬力のS58エンジンが与えられるとも言われるものの、新型M2では420馬力程度に出力が抑えられる可能性が報じられています。
S58エンジン採用による変化については、6速MTは問題がないとして、これまでのデュアルクラッチ・トランスミッションからトルコン式の8速ZF製ATへと変更されることも考えられ、しかし新型M3/M4の一部グレードに採用されると言われる4WD(xDrive)はコストの観点から見送られることになりそう(設計の手間も省ける)。

ボディサイズは大きくなり車体重量も増加する可能性が高く、しかしパワーアップによって0-100km/h加速は現行M2コンペティションの4.3秒を下回り、最高速度は282km/hに達する、とも。※現行M2コンペティションはS55エンジンを搭載して出力は410馬力(M2は370馬力)

そのほか、足回りや内外装の仕上げ、快適装備等にてM4との差別化が図られることになりそうですが、おそらくは新型M4の価格上昇にあわせて新型M2のプライスも大きく引き上げられることになるのかもしれません。

加えてCLARプラットフォームの採用によってマイルドハイブリッドシステムの搭載が可能になるとも言われ、新型M2が2022年に登場するとして、フェイスリフト時の2025-2026年あたりにハイブリッド化されるというシナリオもあるようですね。

BMWは2シリーズ・グランクーペの「M」モデルも

そして更に事情を複雑にしているのが「2シリーズ・グランクーペのMモデル」が登場するのではというウワサ。
BMWは少し前に「FFベースのMモデルは作らない」とコメントしたばかりですが、このウワサが実現するとなると、舌の根も乾かぬうちにFFベースのMモデルが登場するということに。

ただ、これには信ずるにたる理由もあって、メルセデス・ベンツが急拡大している「FFベースのAMGモデル」に対抗するという意図がある模様。
具体的にはメルセデスAMG CLA45に直接ぶつけるということになりますが、BMWはメルセデス・ベンツに「追いつけ、追い越せ」といった姿勢を見せており、「M2グランクーペ」も十分にありそうです。

もちろんこれは4WDレイアウトを採用することになり、同じ「M2」であってもFRベースのM2クーペに対してM2クランクーペはFFベースの4WDレイアウトを採用するため、「シリーズ名は同じでも、根本的に違うクルマ」だと認識したほうがいいのかもしれません。

VIA: Autocar

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