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BMWが8シリーズに対し「850i」より561万円も安い「840i」を追加!ポルシェ911/レクサスLCよりも安価な1193万円、販売活性化の起爆剤なるか

2020/05/01

| BMW 8シリーズは高い評価を得ながらも価格の高さが常々問題視されていた |

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BMWジャパンが8シリーズに「6気筒ツインターボエンジンとFR」という組み合わせを持つ”840i”を追加。

これまで8シリーズには「V8ツインターボ+4WD」レイアウトを持つ”850i xDrive”しか存在せず、しかし今回のラインアップ追加によって8シリーズがぐっと身近に。

価格については下記の通りに設定されていますが、840iと850iではかなりの価格差があり、この840iの投入によってけっこう販売状況が変わってくるかもしれませんね。

BMW 840i11,930,000円
BMW 840i M Sport13,190,000円
BMW 840i カブリオレ12,920,000円
BMW 840i カブリオレ M Sport14,040,000円
BMW 850i xDrive17,540,000円
BMW 850i xDrive カブリオレ18,820,000円
BMW M822,410,000円
BMW M8 カブリオレ23,490,000円
BMW 840i グランクーペ11,580,000円
BMW M8グランクーペ22,040,000円

エンジンスペックは8シリーズ・グランクーペ(840i)同様

今回8シリーズクーペ/カブリオレに積まれる3リッター直6ツインパワー・ターボ・エンジンは出力340PSとなり、これはすでに発売済みの8シリーズ・グランクーペ(840i)に搭載されるものと同一。

駆動方式も両者で共通で、つまりは8シリーズ・グランクーペにて一足先に導入されていたエントリーモデルが8シリーズ・クーペ/カブリオレにも設定されたということになりそうですね。

なお、この価格設定はポルシェ911カレラ(13,597,222円)、レクサスLC500(13,263,148円)に比較しても競争力があるもので、現在販売不振と言われる8シリーズの起爆剤となるのかも。

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エントリーモデルであっても装備は充実

加えて今回の840iについて、(エンジンとパワートレーン以外の)基本的な機能は850iとほぼ変わらず、アダプティブMサスペンション・プロフェッショナル、高性能3眼カメラ他による運転支援システムも装備。

話題となった「50メートルに限り、来た道を戻ってくれる」リバース・アシスト機能、AI技術を採用したBMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントも備えます。

840iクーペのボディサイズは全長4,855ミリ、全幅1,900ミリ、全高1,340ミリ、そして重量は1,780kg。

前後重量配分は50:50、0-100km/h加速は5秒だとアナウンスされています。

11

用意されるボディカラーは11色で、これはBMWとしてはかなり多いほうですが(北米と選択肢は同じ。たとえば3シリーズだと、日本で選べるカラーは北米に比較するとかなり少ない)、これらは「在庫」されているわけではないと思われ、ブラックやホワイト以外は受注生産となるのかもしれません。

ほぼ町中で見る機会のないクルマではあるものの、たまに見かけると、はっとするほど美しいと感じさせてくれる一台でもあり、今回の840iが、なんとか販売継続に向けての活性につながればとも思います。

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BMWはドライバーに対して意識調査も実施

BMWは今回、20~69歳の男女600名のドライバーに対してアンケート調査を行ったとし、その結果を公表。

それによると内容は下記の通り。

1. クルマ選びで重視する基準、約 9 割が「価格」、次いで「燃費」、「ボディタイプ・サイズ」。 年齢によって重視ポイントに違いがある。 若年層ほど「デザイン性」、年齢を増すほど「安全性能」、「環境性能」を重視する結果となった。

2. 約 7 割が「環境にやさしいクルマ」を求めているが、次世代車購入の壁は「車両本体価格」。次世代車普及の課題が明らかになった。

3. クルマ選び、7 割以上がランニングコストを重視。一方、20代と 60代でコスト意識に大きな差。20 代の約 9 割が価格を重視しているにも関わらず、ランニングコストで検討する人はわずか 4 割であった。

4. ガソリン車ドライバーの 7 割以上が次世代車ドライバーに好感。次世代車ドライバーのイメージ第 1 位は「経済的に余裕がある」、次いで「スマート」、「先進的」となった。

5. ガソリン車ドライバーの約半数が「次世代車・ハイブリッドカーに乗りたい」。次世代車ドライバーの約 9 割が「今後も次世代車に乗りたい」と回答。 次世代車の普及拡大が予測される。

6. 「Noxとは何か」との問いにクルマの大気汚染物質であると正しく回答した人はわずか約 2 割。ガソリン車ドライバーは次世代車ハイブリッドカードライバーに比べ環境意識が薄いことが判明した。

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