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| BMWからの“クリスマスプレゼント”? 12月24日に発表されるモデルを徹底予想 |
やはり欧州の自動車メーカーにとっては「クリスマス」は重要
世界中の自動車メーカーが華やかなホリデーキャンペーンを展開する中、BMWがファンを騒然とさせる謎のティーザー動画を公開。
新しく公開されたアドベントカレンダー形式のホリデービデオでは「12月24日のマス目」に未発表のEVモデルのシルエットが示されており、このモデルが「いったい何なのか」と騒然となっているわけですね。
そこでこのサプライズ発表は一体どのモデルを示唆しているのかということを考えてみると、動画内ではほかに既存の主要な電動モデル(iX1、iX2、i4、i5、i7)が紹介されていることから、間違いなく電動車(EV)であると推測されます。
そして、そのシルエットから推測するに、先日発表されたばかりの次世代EVプラットフォーム「ノイエ・クラッセ(Neue Klasse)」第一弾である”iX3”の派生モデルであると推測するのが妥当なところかもしれません。※ただしそのシルエットが正確にニューモデルを示唆しているとは限らない
- 発表日: 12月24日(クリスマスイブ)
- モデル: 謎の電動車(EV)と思われるシルエット
- 有力候補: 新型「iX3」の派生モデル
- 大本命: スポーティな高性能バージョン「iX3 M60」か、廉価な「iX3 40(後輪駆動)」
- 注目ポイント: BMWの次世代EV戦略「ノイエ・クラッセ」の展開の加速

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謎のEVシルエットから読み解く車種の正体
動画に映し出された漆黒のシルエットは、その形状からクロスオーバーSUVである可能性が非常に濃厚であり、特にBMWの次世代EVの顔となるべく発表された「新型iX3」のボディラインを彷彿とさせます。
そしてBMWは御存知の通り、新型iX3(NA5)を皮切りに「ノイエ・クラッセ」プラットフォームを順次展開しており、このプラットフォームは、驚異的な航続距離(WLTP最大800km)と400kWの超高速充電能力を持つ800Vアーキテクチャを採用しており、よって今回の「ナゾのニューモデル」も同様の構成を持つと考えていいのかもしれません。
候補1:最有力視される高性能モデル「iX3 M60」
そこで最も有力な候補としてはiX3の高性能バージョン「iX3 M60」が挙げられます。
- スパイショット: 既に開発中のプロトタイプがスパイフォトグラファーによって補足済み
- 特徴: スポーツチューンのサスペンションや強化されたブレーキを搭載し、内外装にもMモデルらしい専用デザインが施されると推測される
- 市場の期待: ノイエ・クラッセベースのiX3は既に463馬力の「iX3 50 xDrive」が発表されているが、M60はそれを上回る600馬力超のパワーを備えるという情報も
BMWがクリスマスイブという特別な日に発表するとすれば、話題性のあるハイパフォーマンスモデルを選ぶ可能性が非常に高く、むしろ「普通のモデル」であるはずがないのかも。
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候補2:販売拡大の鍵を握る「iX3 40(後輪駆動モデル)」
もう一つの有力候補は、iX3のシングルモーター・後輪駆動(RWD)モデルで・・・。
- 開発者の発言: BMWは新型iX3の発表時に「単一モーターの後輪駆動モデルを含む、さらなる完全電動バリエーションが続く」と明言している
- 戦略的意義: RWDモデルは、AWDモデルよりも軽量で安価になり、航続距離もさらに伸びる傾向があるため、EV販売台数の底上げに不可欠
このティーザーが、「iX3のRWDモデル投入が間近である」ことを静かに示唆している可能性も十分に考えられ、ある意味では「安価なEV」というぼくらへのクリスマスプレゼントなのかもしれません。
その他の可能性:「i3」または「iX5」
可能性は低いものの、以下のモデルの追加情報がクリスマスイブに公開されることも考えられます。
| モデル名 | 概要 | 予想される発表内容 |
| 新型 i3 | ノイエ・クラッセベースの次世代セダン | 数ヶ月前からティザーが行われており、詳細な情報公開や価格帯の発表 |
| 新型 iX5 | X5のEV版。より大型のラグジュアリーEV SUV | 2026年デビュー予定で、プロトタイプが目撃されているが、クリスマス発表には時期尚早か |
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【関連情報】BMWの次世代EV戦略「ノイエ・クラッセ」とは?
この謎のティーザーの背景には、BMWのEV戦略を根底から変える「ノイエ・クラッセ(Neue Klasse)」プラットフォームの存在があります。
「ノイエ・クラッセ」は、新しいデザイン言語と革新的なバッテリー技術、そして超高速な処理能力を持つ4つのデジタルな”スーパーブレイン”(ECU)を特徴とするインテリジェントなEVシリーズで、特にiX3に搭載される第6世代バッテリーセルは従来のものよりエネルギー密度が20%高く、充電速度も30%速いとされています。
これにより10分で約320kmもの航続距離をチャージできると報じられ、EVユーザーの「航続距離と充電への不安」を解消するゲームチェンジャーになるとも期待されており、今後のBMWの成長に大きく貢献するものと期待されているわけですね。
結論:クリスマスイブは「ノイエ・クラッセ」の派生モデルに注目!
BMWがクリスマスイブという世界が注目するタイミングでEVのシルエットを公開することは「電動化へのコミットメント」を改めて市場に示す強いメッセージ。
現時点での最有力候補は上述の通り新型iX3のバリエーションで、特に高性能な「iX3 M60」であればそのスペックと話題性から、ホリデーシーズンにふさわしい「サプライズ」となるのかも。
12月24日、BMWがどのような形でこの謎を解き明かし、EV市場に新たな一石を投じるのか、世界中が固唾を飲んで見守っているという状況です。

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