| 中国では情報が高く売れるのか、現在「リーク発信地」としてはかなりの割合を占めるようだ |
さて、オフィシャル画像(と思われる)リークがあり、BMW自身によるティーザーキャンペーンも開始された新型(フェイスリフト版)BMW 5シリーズ。
今回は中国より、その新型5シリーズの詳細画像が流出しています。
なお、この5シリーズは中国にて生産され、”中国専売”となるロングバージョン。
トランクリッド左側にはBMWの中国におけるパートナー企業、 華晨汽車/BRILLIANCEとの合弁会社、「華晨宝馬」の文字が見えます。
「宝馬」はBMWの中国語表記で、発音は「バオ・マー」でありBMWとはさほど近くないものの、これは発音よりも意味を優先したネーミングだと言えそうですね。
中国では大きな車が好まれるということもあり、アウディ、BMW、メルセデス・ベンツほかメーカーが相次ぎ中国にロングボディを投入しており、しかもコンパクトクラスであっても同様の傾向が見られます。
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新型BMW 5シリーズの外装は二種類
今回リークされた画像では、「通常版」と「Mスポーツ」との外装を確認でき、通常版だとフロントバンパー両脇にホームベース型の装飾とエアインテークが見られ、リアにもクロームのストリップつきスカートが用いられています。
一方、M Sportと思われるほうには現行5シリーズよりも更に大きくなったエアインテークが、そしてリアにはディフューザー部が強調されたスカートが装着されているようですね。
細かい装備だとレーダーセンサー、ドアミラーに内蔵されたカメラ、レーザーヘッドライト(どこまでが標準でどこからがオプションなのかは不明)があり、キドニーグリルやドアモールサラウンドはクロームとブラックとの二種類。
パノラミックサンルーフも選択可能となっています。
ホイールは6種類が用意され、先日リークされた画像の個体に装着されていた、「ブラックにCNC加工」デザインも。
基本的には「中国仕様」といえど、その長さ(と漢字エンブレム)以外は他の国で販売されるモデルと同一と考えて良さそうです(コストを考えると、設計をわざわざ分ける必要はない)。
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新型BMW 5シリーズが完全リーク!フロントは3シリーズっぽく変更され、全体的に筋肉質なサルーンといったイメージに
| BMWは5シリーズのキドニーグリルを(さほど)巨大化させなかった | https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/49830884928/in/date ...
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こちらはフロントとリアの詳細ですが、最近のBMWは「M Sport」もしくは「Mモデル」にシルバーを用いたディフューザーを与える傾向がある模様(オフローダーのロックガードのような手法でもあり、ほかメーカーはあまりこれを用いない)。
なお、「リークがよくあるメーカー」とそうでない自動車メーカーとがあり、BMWは比較的よくリークされるほう。
一方でアウディはあまりリークがなく、かなり管理体制がしっかりしているのかもしれません。
本国における新型5シリーズの発表は2週間以内と言われていますが、それまでにもなんらかの公式情報が追加にて公開されることになるだろう、と考えています。
VIA:汽車之家