| 割安だとは思うが、この外観のクルマに乗る勇気はない |
さて、世の中には様々なスーパーカー/スポーツカーのレプリカが存在します。
中には本物へのオマージュとして製作されたものや、ビルダーのあまりある情熱によって作られたもの、もしくはお金儲けのために作られたものや、見栄をはるためだけに製造されたもの、そして受け狙いで製作されたものなど。
そして今回のレプリカはほぼ「受け狙い」の部類のようにも思えます。
ただし結構なお金がかかっているようだ
今回紹介するのは、ホンダ・シビックをベースに製作されたブガッティ・ヴェイロンのレプリカ、「シビックガッティ」。
おそらくイメージしたのはヴェイロンの中でも「ヴィテッセWRC」。
これはヴェイロンが最高速度408.884km/hを記録し、世界最速オープンカーというギネス記録を樹立した際の記念モデルで、WRCはラリーではなく「ワールド・レコード・カー」つまり世界記録を指しています。
そして完成したのがこのシビックガッティですが、画像を見ると「どうしてこうなった・・・」という出来。
随所随所に頑張りが見られるものの、コンパクトFFクーペをミドシップハイパーカーに仕立てようということ自体に無理があったのかもしれません。
リアだと一応「丸4等テールランプ」、そしてヴェイロンの特徴的なリアディフューザーを再現しようと頑張った様子もわかりますね。
フロントはブガッティの馬蹄形グリル「のようなもの」も。
奥はスカスカですが、インタークーラーが装着されています(ターボ化されている)。
ドアミラーは懐かしのガナドールのような形状。
リアセクションにはヴェイロンっぽい加工がなされていますが、この部分はヴェイロンのレプリカ製作においてもっとも難しい、そしてコストがかかると思われる部分です。
ホイールはエンケイ製で、マットブラックとオレンジにペイント済み。
なお、内装はヴェイロンとはほぼ無関係のカスタムがなされており、ドアにはなんと片側4発のウーファー。
後部座席はアンプやキャパシタで埋め尽くされています。
シートにはオレンジで「CIVIC GATTI」の刺繍。
シート表皮も張り替えられてオレンジのステッチが入るなど、けっこうなお金がかかっているようですね(インテリアだけで180万円くらいを投じている、と紹介されている)。
メーターも交換済み(S2000のデジタルメーターだと思う)。
この車両は現在ebayにて販売中で、走行距離は119,091キロ、価格は約50万円ほど。
おそらく走行性能や音響はそれなりだと思われ、50万円の価値はあると思われるものの、さすがにこのルックスのクルマに乗るのは勇気が求められそうですね。
VIA:CHASING LIFE