| 最上位グレード”Rocco”はとくにワイルドで売れそうだ |
さて、トヨタが「ハイラックス」をマイナーチェンジ。
まずはオーストラリアとタイ(つまり右ハンドル国)で先行発表されていますが、大きな変更点としては「フロントグリルの巨大化」。
近年ではBMWはじめメルセデス・ベンツ、アウディなどドイツ勢のフロントグリルがどんどん大きくなっており、それはトヨタやレクサスでも同様(もしかすると巨大グリルの先駆けはアルファード/ヴェルファイアだったのかもしれない・・・)。
新型ハイラックスはなかなかのインパクトだ
そしてトヨタが今回発表したのがこの新型ハイラックス。
どのくらいフロントグリルが大きくなったのかということですが、こちらの従来型ハイラックス(ベースグレードのZ)と比較するとわかりやすいかもしれません。
フロントグリルが大きくなり、その反面ヘッドライトが小さくなることでよりグリルの押し出しが強くなっていて、グリルフレーム自体も大きくなっています。
さらには”「”という感じで下に向かって下がっていたフロントバンパー両サイドのダクトも”」”という上に向かうラインに変更されるなど、顔つきだけを見ると「別のクルマ」。
おそらく販売のメインとなるアメリカ市場では、フォードF-150のようなイカツい顔つきのピックアップが人気でもあり、このフェイスは「アメリカ市場対策」なのかもしれません。
なお、タイにおけるハイラックスは「Revo」というサブネームが与えられ、スマートキャブ(シングルキャブ)とダブルキャブが投入されているようですね。
こちらは比較的安価なグレードだと思われ(Zエディション、209万円~)、ヘッドライトがハロゲンへとダウングレードされ、ホイールもやや小さいようです。※もっと安価な商用グレード(188万円~)もある
こちらはちょっと上位モデル(プレランナー/245万円~)となり、ランニングボードや新型LEDライトが装備されています。
そして最上位グレードはこの「ロッコ(Roco/327万円~)」。
スキッドガードにブラック仕上げのグリルフレーム、フォグランプにオーバーフェンダー、さらにはダーク仕上げのホイールにレター入りタイヤ。
リアベッドにはロールバーも装着されているようですね。
なお、日本では2017年に(2004年以来)ハイラックスの販売が再開されていますが、発売当初こそ多くの受注を集めたものの、実際に路上で見かけたことはなく、あまり売れていないのかも。
ただ、RAVのようなワイルドなルックスのSUVが人気化している現在、このハイラックスREVO Roccoのようなトラックであれば、けっこうな支持を集めるかもしれない、と考えたりします。
新型ハイラックスの室内はこうなっている
こちらは新型ハイラックス(REVO Rocco)のインテリア。
メインメーターの間にはカラー液晶、そしてセンターコンソールにはタッチ式大型インフォテイメントシステムも。
Roccoにはレザーシートが装備され、室内だけ見ていると「ピックアップトラックとは思えない」豪華さでもありますね。
参照:Toyota Thailand, Toyota