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本当にさよならミュルザンヌ。ベントレーの旗艦モデルなるもロールスに対抗できず、10年の歴史に幕。1959年からの伝統「6.75リッターV8」も消え去ることに

投稿日:2020/06/27 更新日:

| 思えばベントレーは常にロールスロイスの影に隠れていた |

すでにアナウンスされていたとおり、ついにベントレー・ミュルザンヌが生産終了。

これはモデルチェンジのためにいったん生産が終了するというものではなく、このまま後継モデルもなく(ミュルザンヌ自体が)終了するということになり、一抹の寂しさすら感じます。

なお、ミュルザンヌ(36,721,000円)はこれまでベントレーにとってのフラッグシップを務めてきたものの、今後はそのポジションをフライングスパー(26,674,000円)へと譲ることになりますね。

ベントレーは「最後から二番目」のミュルザンヌを公開

そして今回ついに「最後の」ミュルザンヌが工場から送り出されたわけですが、この「最後の」個体については何も明かされず、しかしベントレーから発表されたのは「最後から二番目の」ミュルザンヌ。

これは30台のみが限定生産される「ベントレー・ミュルザンヌ6.75エディション」のうちの一台で、ベントレーのパーソナリゼーション部門であるマリナーによってカスタムされたクルマ。

ボディはローズゴールドとタングステンとのコンビカラーとなり、米国のバイヤーへと送り届けられるのだそう。

なお、「最後の一台」を求めるコレクターもけっこう多く、わざわざ「生産終了するモデルの最後の一台」を買い求めるのは真のジェントルマンであるともぼくは考えており、おそらくはミュルザンヌの最後の一台もベントレーのコレクターの元へ旅立つのだと考えています。

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ベントレー・ミュルザンヌの一生はこんな感じ

ベントレー・ミュルザンヌは2009年のペブルビーチ・コンクール・デレガンスにてデビューしており、翌年に販売が開始。

それ以降ずっとベントレーのフラグシップモデルとして君臨し続け、これまでに約7,300台が販売されています。

2012年には豪華装備を追加したマリナー・ドライビング・スペシフィケーション、2015年にはパフォーマンス特化型の「スピード」も追加しており、2016年には大幅アップデートが施されることで魅力を向上させていますが、ロールスロイスに対して今ひとつ存在感を主張できず、「あまり目立たなかった」悲運のクルマ。

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なお、ミュルザンヌに搭載されるエンジンには6.75リッター(6 3/4LITRE)V8エンジンですが、これは1959年から生産されている「伝統」の形式で、ベントレーがまだロールスロイス内の一ブランドであった際の名残りでもあり、しかしミュルザンヌの生産終了とともに、この6.75リッターV8エンジンの灯火も消えてしまうということになりますね。

ちなみにボディサイズは全長5575ミリ、全幅1925ミリ、全高1530ミリとかなり大きく、ロールスロイス・ゴーストの5400ミリ/1950ミリ/1550ミリとほぼ同じで、価格についてもかなり近い設定(ゴーストは3474万円、ミュルザンヌは3672万円)です。

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なぜロールスロイス・ゴーストに対して競争力を発揮できなかったのかは謎ですが、見た目のインパクトがゴーストに対してやや弱く、遠目には「普通の車」に見えてしまったこと、そして「控えめな上品さ」が今の時代にマッチせず、そして購買層に届かなかったからなのかもしれません(現代のお金持ちは、もっと”わかりやすい”豪華さを好むと思われる)

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参考までに、ベントレーは1919年にイギリスで創業し、その後1931年にはロールスロイスに買収されています。

ロールスロイス内では「ロールス・ロイスはショーファー(運転手)ドリブン・カー」「ベントレーは自分で運転するスポーティーな車」としてその立場を分けてきたものの、1998年にロールスロイス、ベントレーともにフォルクスワーゲン・アウディグループに。

ただしこの時の契約(トラブルがあった)で「2002年までフォルクスワーゲンがロールスロイスを製造販売し、2003年以降はBMWがこれを行う」となっており、よって現在ロールスロイスはBMW傘下。

「これまで一緒だった」ロールスロイスとベントレーがそれぞれBMW、フォルクスワーゲンに分割されて所有されることになっており、今ではお互い(とくにロールスロイス側では)強い対抗心を持っているようですね。※一緒だった時代から内部対立があったようだ

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参照:Bentley

 

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