| チャレンジャー/チャージャーは登場から12年が経過するもいまだ人気 |
ダッジが「チャレンジャー」に新たなバリエーションを追加。
ラインアップが増えすぎて、すでにもうぼくは把握しきれなくなってきているのですが、今回のニューモデルは「チャレンジャーSRTスーパーストック」というハイパフォーマンスモデル。
エンジンは807馬力仕様、軽量18インチホイールにドラッグレース対応(合法)タイヤ、そしてSRTデーモンに装着されたワイドボディを装備しています。
そのパフォーマンスはチャレンジャーSRTデーモンに匹敵
なお、さらにドラッグレースに特化した「SRTデーモン」の出力は840馬力なので、今回のSRTスーパーストックはそれには及ばないものの、0-100km/h(0-60MPH)加速は3.3秒という驚異のタイムを誇ります(デーモンは2.7秒)。
ただ、このSRTスーパーストックはSRTデーモンのような「限定」ではなく、その意味ではデーモンの価値が守られることになりそうです。
ボディサイズは全長5022ミリ、全幅1923ミリ、全高1448ミリという「巨大な」サイズを誇り、レクサスLSやメルセデス・ベンツSクラス、ポルシェ・パナメーラといったラージサイズのサルーンと同じくらいのサイズ感。
強力なパワーを受け止めるためにブレーキはブレンボ製(レーススペックのように見える)。
なお、現行ダッジ・チャージャーは2008年の発売なので登場からすでに12年が経過しているものので、それでも最新のカマロよりも売れていると報じられ、タイムレスなデザインの重要性もわかりますね(チャレンジャーの魅力はそれだけではないけれど)。
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なお、ドラッグレース対応なので当然ラインロック装備。
ダッジは2021年モデルのチャージャーも発表
そしてダッジはチャレンジャーのニューモデルに加え、チャージャーの2021年モデルを発表。
チャージャーはいわばチャレンジャーの4ドア版ですが、こちらのほうが(もちろん意図的にと思われますが)現代っぽいデザインを持つようですね。
画像のクルマはSRTヘルキャット・レッドアイなる上位グレードで、その出力は797馬力(こんなハイパワーのセダンを普通に売るところがなんともアメリカ)。
なお、6.2リッターV8エンジンをスーパーチャージャーで加給するのは今まで通りではあるものの、ピストンやコンロッド、冷却システムはチャレンジャーSRTデーモンから一部が移植されており、その結果前年モデル比で「ちょっとだけパワーアップ」することに。
それにあわせてトランスミッション(8速AT)も強化されているようですね。
そして何より大きなアップデートはオーバーフェンダー装着にて全幅が3.5インチ拡大したこと。
これによってルックスがぐっとアグレッシブに変更されていますが、こういった仕様を「純正」として販売するのはまさにアメリカといった感じです。
しかもフード上のエアスクープはダミーではなくちゃんと機能する”本物”で、このモッコリフードもやはりアメ車ならでは。
日本ではそのサイズがマッチせずダッジそのものが撤退しており、正規ではチャレンジャー/チャージャーを購入することは叶わないものの、SRTヘルキャット・レッドアイだと、でだいたい1000万円くらいにて(並行輸入車が)販売されているようです。
参照:DODGE