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ロンドンでフェラーリが水没被害。どういった車両保険であれば水没をカバーできるのか?

| 「エコノミー」であっても保険会社によっては水没をカバーしてくれるようだ |

日本でも連日の豪雨そして洪水による被害が報じられていますが、ロンドンにおいては水道管の破裂による水没被害が発生。

今回報じられているのは溢れ出した水によって道路が冠水し、その犠牲になってしまった車たちですが、道路上に水深約50センチの水が溢れ、フェラーリFFもその餌食となっています。

なお、ドライバーは無事に脱出できたとされているものの、気になるのはウインドウを開けたままにしていることで、もちろんさらに水位が上がってくると室内に水がなだれ込むことになるのでは、と心配になってしまいます(それくらい水位が上がってしまったら、ウインドウを閉じていようが開けていようが変わりはないのかも)。※もしかすると水位が上がった後、ドアを開けると水が入ってくるので、ウインドウを開けてそこから脱出したのかも。であれば、水位が上がらない限りはクルマの被害は最小限で済む

こういった場合、保険でのカバーは?

そして気になるのが、こういった場合の「保険金」。

つまり保険でカバーできるのかどうかということですが、日本の場合だと一般型だろうがエコノミー型だろうが「水没」はカバーしてくれるようで、水没にて補償される条件は「エンジンまで浸かる」「修理不能」「修理代が保険金額を超える場合」だと記載されています。

参考までに、一般型は「ほぼどんな状況でもフルにカバーしてくれる」かわりに保険料が高く、エコノミー型は補償の範囲が狭い代わりに保険料が安いという特徴を持っており、ソニー損保の場合だと両者の違いは下記の通り。※一番上の「他車との衝突・接触」について、エコノミー型の場合は相手車両の登録番号や運転者・所有者が特定できた場合のみ補償

これを見ると、自身や噴火、津波といった重度の天災だとどうやっても補償はしてくれない、ということになりますね。

エコノミー型一般型
他車との衝突・接触
落書き・いたずら
盗難
飛来中または落下中の他物との衝突(飛び石など)
台風・竜巻・洪水・高潮
火災
あて逃げ×
転覆・墜落×
単独事故(電柱に衝突など)×
自転車との接触×
地震××
噴火××
津波××

なお、保険会社によって補償内容はやや異なり、もっと補償範囲を狭くし、「台風・竜巻・洪水・高潮」「火災」での補償を削ることで安くあげている保険も存在する模様。

ここ最近は災害も多く、自身の居住している地域やクルマの保管場所の特性とあわせ、今一度、自身の加入する保険を見直してもいいかもしれません。

ちなみにぼくの場合、ポルシェ718ケイマンの車両保険は「一般」に加入していますが、今年の料率クラス改定に伴い保険料が倍ほど高価になってしまったため、「エコノミー」へと変更しようかと考えています(ぼくは今までの人生において、保険を使用したのは落下物にヒットしたときの一回しかない)。

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参照:Twitter, ソニー損保

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