| 未だにパクリ傾向は改善されないようだ |
さて、中国では9月26日より北京モーターショーが開幕しますが、おそらくは外国の自動車メーカーのほとんどが参加を見送ることになると思われ、つまり会場は中国の自動車メーカーのオンパレードになると思われます。
そして現在、中国自動車メーカー各社が北京モーターショーに向けてティーザー画像を公開しているものの、そのうちいくつかは「どっかで見たことあるな・・・」という感じ。
ここでそれらを紹介したいと思いますが、まずはOshan X5。※Oshanは長安汽車傘下のブランド
名前こそX5とつくものの、そのスタイルはマセラティ・レヴァンテそっくりで、しかし「意外とカッコいいじゃない」という気も。
なお、エンジンは1.5リッターターボ(180馬力)、トランスミッションは7速DCT、駆動輪は後輪のみ。
これまでにもいくつか中国車を紹介していますが、いずれもパワー的には驚かされるものではなく、むしろ小排気量で控えめな出力のクルマが多いように思います(なんらかの規制や税制が影響しているのかもしれない)。
ちなみに「中国の、何かに似ているクルマ」について、フロントはけっこう似ていてもリアはあまり似ていないというケースが多々見られ、これは「訴訟回避のための伏線」なんじゃないかと思ったり。
恐れを知らぬフェラーリ250GTOのコピー
そしてHOZON(新興EVメーカー)からはフェラーリ250GTOのコピーのようなクルマも。
手前に見えるのはクーペ風4ドアサルーンですが、奥の方のスポーツカーはどう見てもフェラーリ250GTOモチーフのように見え、もし実際にこれを展示すれば幅広く報道されてフェラーリの目にとまるのは間違いなく、その際には身をもって「フェラーリの怖さ」を知ることになりそうですね。
その他はこんな中国車が登場予定
こちらはJetour X70。
若年層をターゲットとしたクルマだそうですが、中国車らしい、押しの強いデザインだと思います。
Oshan COS GT Pro。
やはり立派な面構えを持っており、大きなフロントグリルを好む中国人の嗜好を取り入れたのでしょうね。
こちらは長城汽車の新ブランド、ORAから登場の「グッドキャット」。
中国の自動車ブランドは山のように新ブランドを量産していますが、これは他の国の自動車メーカーには見られない傾向だと思います。
外観はポルシェのようなミニのようなビートルのような、微妙なクルマでもありますね。
BYD Song Plus。
このあたりになってくると個性が薄くなってきて見分けが困難に。
長安CS75 Plus。
こちらはなかなかに特徴のある顔つきを持っていますね。
アウディのようなフロントグリル、BMWのようなバンパーサイドグリルを持つFengshen AX7 Pro。
DSっぽくも見えますね。
こちらは中国の自動車メーカーになってしまった「MG」より、新型SUVのLinghang。
このクルマは北京モーターショーに出展されるわけではないようですが、レプリカではなく山東省にある低速電動車(LSEV)メーカーが販売している市販車なのだそう。
なお、アウディR8、ブガッティ風の別バージョンもある、とのこと。