| その姿はなかなかに刺激的だ |
BMWがフォルクスワーゲン・ゴルフGTIへの対抗となる「128ti」の発表を予告。
実際のプロダクションモデルは11月に発表されるそうですが、今回公表されたのはそのプロトタイプとなっています。
ただしプロトタイプと言えどほとんど偽装はなく、前後バンパーの端やサイドステップにわずかな偽装が残るくらいで、まずこのまま発売されると考えて良さそうですね。
パワー的にはフォルクスワーゲン・ゴルフGTIに対してアドバンテージを持っているが
このBMW 128tiはM135i xDriveの下に位置するモデルで、FF化されることになるものの、むしろこれによって80キロの軽量化がなされている、とのこと。
エンジンは2リッター4気筒ターボ、出力は262馬力(135i xDriveは302馬力)、トランスミッションは8速AT、トルセンLSD装着、0-100km/h加速は6.1秒だとアナウンスされています。
ターゲットとするフォルクスワーゲン・ゴルフGTIは245馬力なので、パワー的にはBMW 128tiのほうが有利ということになりますね。
なお、車高はベースとなる1シリーズに比べて10ミリ低いといい、サスペンションが強化されることでより正確でクイックなハンドリングを持つ模様。
そのほかブレーキキャリパーはレッド、ヘッドライトとテールランプはダーク仕上げのように見受けられ、これらを見てもフォルクスワーゲン・ゴルフを強く意識しているということがわかりますね。
問題はその価格だ
現時点ではBMWはこの128tiの価格について公表しておらず、しかし「若く、ドライビングに興味のある顧客」を獲得したいと考えているといい、よって魅力ある価格設定を行うことになるのかもしれません。
なお、フォルクスワーゲン・ゴルフGTIは「ザ・ベスト・オブ・ホットハッチ」とも言えるクルマですが、意外やゴルフGTIに直接ぶつけてきたライバルは少なく、これはちょっと意外なところでもあります(スポーツカーのメートル原器と言われるポルシェ911に対してはもうヤメテというくらいライバルが当てられるのに)。