| もともとフェラーリのリコールはそれほど多くない |
フェラーリが北米にて、1,063台の812スーパファストについてリコールを届け出(今のところ、同様の案件で日本におけるリコール案件の届け出はないようだ)。
対象となるのは2018年~2020年モデルで、リコールの理由としては「リアウインドウの接着が不十分なため、走行中に外れて飛んでゆくことがある」という事実を掲げています。
なお、この問題が最初に発覚したのは2020年5月11日(ドイツ)で、その後5月21日にも2件の同じ問題(やはりドイツ)が報告されることに。
原因はサプライヤー
そこでフェラーリは調査を開始し、原因について「サプライヤーが、リアウインドウをちゃんとクリーニングしていない状態で接着剤を塗布したため」と特定し、今回のリコールへと至った模様。
なお、つい最近も「テスラの屋根が飛んでいった」という例がありましたが、車体の外を流れる空気に引っ張られてパーツが飛んでゆく事例についてはほかにもいくつかあるようです(メルセデス・ベンツもルーフが飛んでゆく可能性があるとしてリコールを実施したことがある)。
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参考までに、フォーミュラカーだと、車体下部を流れるエアが「車体を路面へと貼り付ける」つまりグラウンドエフェクトが凄まじいレベルに達しており、そのため公道レースを行う際は、マンホールの蓋を溶接して「動かない」ようにする、と聞いたことがあります(でないと、マンホールの蓋が吸い上げられて吹っ飛んでゆくらしい)。
実際の対応は12月から
リコールはすでに発表されているものの、実際の対応は12月6月からだとされ、これは交換用のパーツ(リアウインドウ)の手配ができるのがその時期だということなのだと思われます。
なお、今回問題が起きたのは3件ということで、いずれもドイツというところを見るに、「アウトバーンを超高速走行中」だった可能性も。
その速度域については明かされていないものの、一般的な走行速度だと支障がないレベルなのかもしれませんね。
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