| 個人的には「ミニクーパーS」のアゴがなくなったのが嬉しい |
さて、ミニが予告なしにいきなりハッチバック(3ドア、5ドア)とカブリオレのフェイスリフト(マイナーチェンジ)モデルを発表。
たしかにここ最近で何度かプロトタイプが目撃されてはいたものの、まさに寝耳に水といったところです。
ミニいわく、今回のフェイスリフトにおいては「新次元の革命」だと表現しており、プレミアム性やドライビングプレジャー、個性という点において集中的な改良を施した、とのこと。
前回のフェイスリフトから大きく変化
なお、現行ハッチバック/コンバーチブルのフェイスリフトは今回で二度目。
おそらく二度目のフェイスリフトまでは想定していなかったと思われるものの、予定していた「エレクトリック化」が思うように進まず、よってミニはフルモデルチェンジによるピュアエレクトリック化を先送りにし、現行モデルを「延命」することにした、とも報じられています。
そして延命するにあたっては、アウディやシトロエン、プジョー、DS等のライバルに対して存在感を発揮せねば生き残れず、そのため今回のフェイスリフトに繋がったのかもしれません。
実際のところ、ミニの主張通り今回のフェイスリフトでは印象が大きく変わり、ぐっと近代的になったというイメージ。
上の画像は「フェイスリフト前とフェイスリフト後」ですが、バンパー、ウインカー等が変更され、かつ新型ミニではゆるやかなエッジそして直線が用いられることで「レトロ」から「近代的、もしくは未来的」に移行したようにも見えますね。
こちらはリアセクションの新旧比較。
新型ミニはこう変わった
新旧ミニについての比較ですが、BMWによると下記の通り。
新型ミニの特徴
- フロントバンパー変更
- サイドスカットル変更
- LEDヘッドライト標準化
- リアバンパー変更
- ユニオンジャックテールランプ標準化
- マルチトーンルーフ(グラデーション)のオプション設定
- 新ボディカラー設定
- 新デザインのホイール追加
- インテリアデザイン、エアコン吹出口の変更
- ステアリングホイール変更、オプションでステアリングホイールヒーターが初設定
- 5インチサイズのマルチファンクションディスプレイ採用
- 8.8インチサイズのセンターインストルメントクラスター
- チェック柄のスポーツシート
- 新しいアンビエントライト
- アダプティブシャシー
- 電気式パーキングブレーキ
- アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付き)
- バッドウェザーライト装備
- ピアノブラックエクステリア
- 新しいオプションパッケージの設定
こちらはミニクーパーSですが、新デザインのグリルがやはり特徴的。
BMWは「ヘキサゴン(6角形)」と表現しているものの、現実的には「オクタゴン(8角形)」に近いかもしれません。
バンパーからはフォグランプが消え、代わりにヘッドライトには「バッドウェザーランプ」機能が組み込まれているようですね。
そのほか、バンパーサイドには、BMWにも備わる「エアカーテン」が追加され、これによって空気抵抗を低減させています。
リアだとバンパー形状が変更されているのが主なポイントですが、マフラーエンドの上に四角いLEDバックランプが配置されています。
なお、ホイールは新デザインの「パルス・スポーク(18インチ)」。
ボディカラーは新色の「ルーフトップグレー」です。
こちらはミニクーパーS E(ボディカラーは新色のアイランドブルー)。
こちらのリアはさほど大きな変更がないようですね。
こちらはコンバーチブル。
ボディカラーは新色の「ゼスティ・イエロー」です。
リアバンパーはハッチバック同様です。
新型ミニのディティールはこうなっている
そして細部を見てみたいと思いますが、こちらはおそらくオプションのブラックエクステリア。
フロントフード上のミニエンブレムがブラックへ変更されています。
リアだとCOOPER文字がブラック。
なかなかに格好良い新型フロントバンパー。
これまでの「アゴ」がなくなってすっきりとした印象ですね。
サイドのエアカーテンは「エアを抜く」ことで前面投影面積を理論的に縮小させる事が可能です。
新デザインのLEDバックランプはクリーンかつ先進的なデザイン。
新しいサイドスカットルとLEDウインカー。
こちらは「ミニクーパー」のフロント。
「ミニクーパーS」に比較すると、より前後のシンクロ率が高いことがわかりますね。
パフォーマンスについては、「MINI ONE」が75HP/0-100km/h加速10.3秒、「MINI COOPER」では136HP/0-100km/h加速8.2秒、「MINI COOPER S」だと178HP/0-100km/h加速6.7秒だとアナウンスされています。※いずれも3ドア
現時点で日本への導入時期、価格については発表がなく、しかし本国では3月から納車が開始される、とのこと。
新型ミニのインテリアはこうなっている
そしてこちらは新型ミニのインテリア。
基本的な構造はこれまでと大きく変わるところはないものの、ディティールが変更され、より高級に、より先進的に、そしてよりデザインオリエンテッドに。
メーターが液晶になったところが大きく、デコレーションパネル面積が拡大したため、これまで以上に表現の幅が広がることになりそうです。
こちらは新デザインの「チェック柄」シート。
新型ミニを紹介する動画はこちら
参照:MINI