| 走行距離はわずか8,438km、価格は395,000ドル |
さて、クリーブランドのエキゾチックカーディーラー、Marshall Goldmanにて、ランボルギーニ・カウンタックが395,000ドルにて販売中。
この個体は1988年製の「5000クワトロバルボーレ(QV)」で、ボディカラーはブラック、そしてホイールはゴールドという、まさにスーパーカーといったカラーリングを持っています。
カウンタック5000クワトロバルボーレの生産はわずか632台のみと言われ、この個体の走行距離はわずか8,438kmにとどまっているので、希少性やコンディションを考慮すると「納得」の価格でもありますね。
カウンタックはまさに伝説
カウンタックはまさに「伝説」と言ってよく、多くの人が「スーパーカー」といって連想するのはこのカウンタックかもしれません。
ちなみにカウンタックが発表されたのは1971年3月11日の午前10時という記録が残っており、つまりこの3月でちょうど50周年ということになります。
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ランボルギーニ・カウンタックは今年で50歳!1971年3月11日、午前10時に公開されたようだ。なお、ついに公式にて「カウンタック」の名の由来が語られる
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その異常に低い車体、思い切りの良い直線で構成されたデザイン、なによりもシザースドアが大きな特徴。
ちなみにランボルギーニというと「ドアが上に開く」というのが世間一般の認識であるようで、何らかの流れで「ランボルギーニに乗ってる」というと、かなり高い確率で「あ、あのドアが上に開くヤツ?」と聞かれます。
ドアが上に開くのには理由があった
なお、この「ドアが上に開く」のにはちゃんとした理由があり、それは「V12という大きなエンジンをミドシップマウントするとコクピットが前に移動してしまい、そうなると通常のドアでは十分な開口部を取れない」ため。
つまり横開きのドアにすると、開閉のためのヒンジを構造上後ろに移動させねばならず、そうなればドアの先端をもうちょっと後ろの方へ移動させることになり、そ結果的にドアが大きく開かないため、乗降が非常に面倒になるということですね。
もちろん、通常のドアを使用しながらホイールベースを延長するという方法もありますが、それではスポーツカーならではの俊敏性が損なわれることになり、「機能と実用性とを両立させた」のがこのシザースドアであり、けして「見た目で奇をてらったわけではない」というのが重要なポイントです。※カウンタックの全長は4140ミリ程度しかない
ホイールはOZ製「リボルバー」。
この「丸い5穴」は折りに触れ、現代のランボルギーニにおいても(ホイールのデザインに)採用されることが多いモチーフです。
そしてカウンタック5000クワトロバルボーレの特徴のひとつが「エンジンフード上の2つの突起」。
搭載されるエンジンは5.2リッターV12、出力は455馬力。
ランボルギーニ・カウンタック5000クワトロバルボーレのインテリアはこうなっている
そしてこちらはカウンタック5000QVの内装。
これも当時のスーパーカーらしいタンカラーを採用していますが、ホイールの「ゴールド」ともマッチしている模様。
ダッシュボードはエクステリア同様に「角張った」デザイン。
実際にシートに身を収めると、このメーターパネルが「眼前にそびえ立ち」前方の視界を遮るとも言われます。
トランスミッションはもちろん5速マニュアル。
シフトパターン状に「ゲート」が切られます。
「カセットデッキ」はアルパイン製(懐かしいな・・・)。
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