| やはりSUVはいずれの自動車メーカーにとっても救世主 |
さて、アストンマーティンが2021年第1四半期の業績を公開し、前年同期比で2倍以上となる1,353台を販売した、とのこと。
そしてその原動力はもちろんブランド初となるSUV「DBX」。
なお、ランボルギーニにせよアストンマーティンにせよアルファロメオにせよロールスロイスにせよ、SUVを発売したメーカーはいずれも業績が好調で、やはりアストンマーティンにとってもSUVは「救いの神」となったわけですね。
それでもアストンマーティンは赤字続き
なお、1,353台のうち55%がDBXだとされ、収益も前年比で153%増だと報じられるものの、依然としてアストンマーティンは赤字のまま。
ただし前年同期比だと1億1,010万ポンドの赤字であったそうですが、2021年第1四半期だと、その赤字は半分以下の4,220万ポンドにまで縮小することに。
この「良好な」結果を受け、アストンマーティンCEO、トビアス・メアース氏は「2021年初めの3カ月間の業績は、良好な成長と、収益性とキャッシュ生成の改善に向けた道筋の進展という我々の期待に沿った結果をもたらし、満足しています。GTそしてスポーツカーとDBX両方の受注が伸びており、良好な見通しが得られていることに勇気づけられています」と述べており、今後に対しても強い手応えを感じている模様。
さらにアストンマーティンは2021通年だと6,000台のDBXを販売すると予想されており、このままのペースを維持できるのであれば2024年〜2025年には年間10,000台の販売が可能だとも。
参考までにランボルギーニ・ウルスは2020年に4,391台を販売していますが、アストンマーティンが予定通りの6,000台のDBXを販売したとすると、発売2年目にしてウルスの販売台数を超えるということになりますね。
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参照:Reuters