| そうなると、ボクスター/ケイマンのガソリン版は現行モデルのままモデルチェンジすることなくモデルライフを全うすることになりそうだ |
さて、一昨年あたりに話題になったエレクトリック版のボクスター/ケイマン。
すでにテストが開始されており、ポルシェが発売の可能性を探っていることはすでに広く知られていますが、その結果「バッテリーが重すぎてスポーツカーと呼べるレベルには達しない」ともコメントしています。
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ただしすでにコンセプトカーがもうじき発表される可能性も
なお、カーメディアによると「ボクスターのエレクトリック版のコンセプトカーがじき公開される」とのこと。
これはポルシェの開発担当執行役員であるミヒャエル・シュタイナー氏が語ったものとして報じられており、ポルシェがミッションEを発表し、その後タイカンを発表したのと同じ流れで「エレクトリック版ボクスターを発表する」とも。
つまり、まずはエレクトリック版ボクスターのコンセプトモデルを発表し、その後に市販モデルを発表するという流れになるものと思われます。
実際は発売まで秒読み?
なお、仮に「ミッションE→タイカン」と同じ流れを取るとなると、すでにボクスターのエレクトリック版の発売は「決まっている」ということになりますが、別の情報では「タイカンに採用されるJ1プラットフォーム、マカンEVに採用されるPPEとも異なる、別のプラットフォームを採用する」という話も。
そのほかのウワサでは、マカンEV同様に「ガソリン車とEV版とを併売する」というものありますが、そうなると、おそらくガソリン版の718ボクスター/ケイマンは現行モデル(982)のまま継続して販売され、EV版のボクスター/マカンと併売されながら、時期を見計らって販売終了となるのかもしれません。
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おそらくポルシェの中ではそのシナリオができあがっているのだと思われますが、マカン同様、「(現行モデルについて)あと一回、最後のフェイスリフトを行ない、そのままモデルライフ終了」となる可能性が高そうですね。
参考までに、ポルシェは「自社で新型高性能バッテリーを製造し、ハイパフォーマンスモデルや限定モデル飲みにこのバッテリーを使用する」とコメントしていますが、おそらくバッテリーのコストはかなり高いものと見られ、よってこのエレクトリック版ボクスター/ケイマンにこれが使用される可能性は低いのかもしれません。
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参照:Car and Driver