今年も開催！欧州で開催される「ゴルフ祭り」のためにVWの研修生が製作した公式カスタムカー「ゴルフGTEスカイライト」

｜　ただしコロナのせいか台数、規模ともに「研修生カスタム」が絞られたようだ　｜

いわば「ゲーミング」ゴルフと言い換えることもできそう

さて、フォルクスワーゲンは毎年オーストリアのヴェルターゼー湖畔にて「ゴルフ祭り」を開催していますが、ここでは毎年フォルクスワーゲンの実習生たちによる「自分たちが考えたゴルフ」を披露するのが通例となっています。

そして2021年バージョンとして製作されたのが今回紹介する「ゴルフGTEスカイライト」で、これは昨年に発表された「ゴルフGTEハイレーサー」同様にプラグインファイブリッドシステムを搭載したカスタムカー。

なお、このゴルフGTEスカイライトの製作には16名の実習生が参加しており、そのうち3名は昨年のゴルフGTEハイレーサーのカスタムに携わり、その経験をいかんなく発揮しているようですね。

イベント終了後にはドイツのウォルフスブルクにあるフォルクスワーゲンのオートシュタット工場で展示されることになる、とアナウンスされています。

フォルクスワーゲン・ゴルフGTEスカイライトはこういった仕様を持っている

そしてこのゴルフGTEスカイライトですが、ホワイトのボディにラピスブルーそしてカタリナブルーのグラフィックを用いていること、やはりカタリナブルーのアクセントを持つ20インチホイールを持ち、ガツンとローダウンされていること、ゴルフR用のリアスポイラーを装着していること、3Dプリンターによって製造されたステンレス製のエキゾーストパイプが外観上の特徴です。

そしてこのゴルフGTEスカイライトにつき、機能としては「ゲーミング仕様」とも言える数々の装備が盛り込まれており、ドアハンドルにはイルミネーション、ダーク仕上げのテールランプにはホワイトLEDのグラフィック。

フォルクスワーゲン・ゴルフGTEスカイライトのインテリアはこうなっている

このゴルフGTEスカイライトのインテリアに目を移すと、ダッシュボード中央に設置されたタッチスクリーンの上に「GTE」文字がホログラムで映し出されていることがわかります（速度や加速度に反応し、文字が変化するらしい）。

そしてシートのショルダー部やヘッドレストにはブルー、サイドにはライトブルーのパイピング。

なお、このライトブルーはダッシュボードやステアリングホイールにも採用されることに。

なお、トランクには3,110Wの出力を誇るサウンドシステムが内蔵され（毎年、この研修生がつくるゴルフにはハイパワーオーディオが内蔵されているようだ）、プラグインハイブリッドシステムのバッテリーを活用して「屋外に駐車してのパーティーにも使用できる」と紹介されています。

ちなみに電動スケートボードも内蔵されており、おそらくこれも車輌経由で充電できるのでしょうね。

反面、プラグインハイブリッドシステムそのものには手が入っておらず、つまり1.4リッターTSIエンジンとエレクトリックモーターという組み合わせを持ち、最高出力は242PS。

フロントには電子制御式のデフ「XDS」を装備するなど走りにもこだわっていますが、このあたりはフォルクスワーゲンが「GTEは”GTIの電動版”」というだけのことはありますね。

なお、エレクトリックモードのみでの走行可能距離は約60キロなので、実用性としても十分だと言えそうです。

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