| 製作したのはドイツ全土から集められた13人の精鋭たち(VWの研修生) |
さて、毎年一回開催されるフォルクスワーゲン・ゴルフ祭り、「Worthersee GTIミーティング」(VWが開催する公式イベント)。
本来であれば5月に第39回が開催される予定であったもののコロナウイルスの影響にて開催自体がキャンセルとなっています。
なお、毎回このGTIミーティングではフォルクスワーゲンの研修生らが制作するカスタムゴルフが公開されるのが通例ですが、今回フォルクスワーゲンは「今年公開されるはずだった(しかし公開の場を失っていた)」カスタムゴルフをストアイベントにて公開しています。
ハイブリッド×レーシングカー=ハイレーサー
今年のカスタムゴルフは「GTE HyRacer(ハイレーサー)」と命名された一台で、ベースとなるのは(ゴルフ7世代の)GTEプラグインハイブリッド。
「Hy」はハイブリッド、「Racer」はレーシングカーを表していますが、この製作に参加したのはドイツ全域のディーラーの研修生あわせて13名で、完成までにかかったのが約5ヶ月。
画像を見るとフロントバンパー、フロントフェンダー、サイドステップ、リアフェンダー、リアウイング、リアバンパー等がオリジナルへと交換されており、ボディは80ミリワイドに、そしてカスタムサスペンション装着にて車高は40ミリダウン。
ホイールは19インチサイズが採用され、このデザインは研修生たちによってデザインされた、とアナウンスされています。
インテリアに目を移すとダッシュボードやドアパネル、ステアリングホイール(センターマーク入り)がアルカンターラへと張り替えられていることがわかりますが、見えない部分だとスポーツシートが装着され、ステアリングホイールやダッシュボード同様にブルーのステッチが入っている、とのこと。
そのほか、これも画像は公開されていないものの、トランク内には「GTEハイレーサーから」充電ができるエレクトリックスクーターが2台積まれているとアナウンスされています。
出力に関してはノーマルの204PS(201HP)から250PS(247HP)へとパワーアップされているようですね。
これまでにはこんなカスタムゴルフが公開されてきた
そしてこれまでのゴルフ祭りにおいてはこういったカスタムゴルフたちが公開されています。
まずは昨年のミーティングで公開された「エステート・ファイターR」と「GTIオーロラ」。
アウディの「なるどグレー」にインパクトのあるグラフィックが特徴です。
2018年には「GTIネクストレベル」「ゴルフ・ヴァリアントTGI Gモーション」。
2017年にはマックオーディオとのコラボモデル。
その前は400馬力、2シーターの「ハートビート」。
なかなか発売されなかった「ゴルフR400」をGTIにて(しかもハードコアに)再現したということなのかもしれません。
ちなみにアウディが開催したファン向けのイベントにて、アウディ研修生が作成したのは「TTサファリ」。
かなりのクオリティを備えていると思います。