| なんだかんだ言って世界中のどこでも「光りモノ」が好まれるようだ |
サードパーティーからも光るキドニーグリルが発売されても良さそうだが
さて、BMWはX6やX7向けに「光る」キドニーグリルをオプション設定していますが、今回BMWインディアが、現地で販売される3シリーズ・グランリムジン(3シリーズのロングボディ)に対し、この光るグリルを装着した限定モデル「3シリーズ・グランリムジン・アイコニック・エディション」を追加することに。
なお、このモデルはインド現地で生産され、エンジンにはガソリンとディーゼルが用意されるようですね。
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BMW 3シリーズ・グランドリムジン「アイコニックエディション」はこんな仕様を持っている
そしてこのBMW 3シリーズ・グランドリムジン「アイコニックエディション」ですが、ベースは上述の通り3シリーズのロングボディで、これは2021年に追加された新バリエーションとなり、通常の3シリーズと大型の5シリーズの間に位置しています。
全長は4,829mm(190インチ)、ホイールベースは2,961mm(116.5インチ)と、通常の3シリーズよりも110mm(4.3インチ)長く、後部座席のスペースも広くなっているようですね。
なお、こういったロングホイールベースモデルは中国や東南アジアで人気だといい、中国だと3シリーズのロングボディは「華晨宝馬3系統Li」という名称にて販売されています。
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今回発表されたアイコニック・エディション最大の特徴は「BMWアイコニック・キドニーグリル」なる光るグリルですが、これに加えて(現地で用意されている)ラグジュアリー・パック、18インチホイール、ボディ随所に施されたクロームの加飾(インドではこういったクロームパーツが人気だという)を採用。
インテリアもやっぱり「光る」
今回インテリア全体の画像はなく、しかしミネラル・ホワイト、カーボン・ブラック、カシミア・シルバーの3色に、コニャックまたはブラックのシートを組み合わせている、とアナウンスされています。
なお、キャビンでの特徴としては、「エクスクルーシブ・クリスタル・ギア・シフトノブ(ATセレクター)」で、フラッグシップモデルである8シリーズ同様に「モデル名が照らされる」仕様となっていて、これもやはり現地の嗜好を反映したということなのでしょうね。
そのほか標準装備としては、運転席と助手席にはヴェルナスカレザーのコンフォートシート、後席にはヘッドレストクッションとコートハンガー、さらにはアクティブカーボンフィルター付き3ゾーンオートマチックエアコン、パノラマガラスサンルーフ、アンビエントライティング、12.3インチデジタルインストルメントクラスター、10.25インチインフォテイメントタッチスクリーン、Harman Kardonサラウンドサウンドシステム(16スピーカー)、ワイヤレス充電など。
運転支援システムだとパーキングアシスタントとリバーシングアシスタントが装備され、後者は(非常に便利なことで知られる)過去50メートルの走行距離を記録し、狭い駐車場からのバックや狭い車道の通過を自動で行ってくれるもの。
上述のとおりガソリン/ディーゼルエンジンを選ぶことができ、ガソリンだと最高出力258ps(192kW/262PS)の2.0リッター4気筒(330Li)、ディーゼルだと最高出力190ps(142kW/193PS)と400Nmを発揮する2.0リッター4気筒(320Ld)が用意されています。
いずれの場合も、エンジンはパドルシフト付き8速ステップトロニック・スポーツ・オートマチック・ギアボックスと組み合わされ、駆動輪は後輪のみ。
ローンチコントロールを使用すれば、0-100km/h(0-62mph)の加速をそれぞれ6.2秒、7.6秒で行うことが可能です。
価格についてはガソリンエンジン搭載モデルが815万円、ディーゼル版だと837万円に設定されていて、かなり高価なように思えるものの、現地での関税や税金を含んでいるのかもしれませんね。
なお、この「光るキドニーグリルを持つ限定モデル」はインド市場のみではなく、今年始めにはオーストラリア向けとしても販売されており、もしかすると日本向けに限定モデルが投入されたり、オプションパーツとしてグリル単体が設定される可能性もありそうです。