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ポルシェが「カスタムカラー」を160色追加し、「オーダーメイドカラー」の対応を広く開始したと発表。なおケイマンGT4RSだとそれぞれ166万円と332万円ナリ

2021/11/30

ポルシェが「カスタムカラー」を160色追加し、「オーダーメイドカラー」の対応を広く開始したと発表。なおケイマンGT4RSだとそれぞれ166万円と332万円ナリ

| かなり高額なオプションではあるが、その見た目の変化度合いを考えると「まだ安い」のかも |

実際のところ、ボクもランボルギーニ・ウラカンEVO RWDのボディカラーに160万円を支払った

さて、ポルシェがボディカラーのオプションを拡大し、新たに160色を追加すると発表。

これはポルシェがカスタムカラーとして展開している「ペイント・トゥ・サンプル(Paint to Sample)」プログラムを拡張するもので、しかしモデルによって選択できるカラーがちょっと異なるもよう。

たとえば911系と718ケイマン・ボクスターでは100色、パナメーラ、マカン、カイエンでは50色以上が選択できるといい、タイカンだと65色を選べるとアナウンスされています。

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ポルシェは新たに塗料の調合マシンを導入

なお、今回「選択できるオプションを拡大した」背景にはポルシェが新しく導入した塗料調合機(カラーミキシングバンク)があるといい、これによって「(911だと)これまで1日5台しか対応できなかった」カスタムカラーへの対応が「1日20台」にまで増加するようですね。

これまでの4倍の生産能力となったといえどその価格は安くなく、たとえばポルシェの標準的なメタリックカラーとノンメタリックカラー(のカスタムカラー)の価格が650ドルから3,270ドルであるのに対し、ペイント・トゥ・サンプルはそれよりもはるかに高価であり、実際のところ911と718ケイマン・ボクスターのほとんどのモデルでは11,430ドル、718ケイマン・ボクスターGT系、911ターボ、911ターボS、911 GT3モデルでは12,830ドルに設定されています(日本だと、718ケイマンGT4RSで1,664,000円)。

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これに満足できなければペイント・トゥ・サンプル・プラスも

そしてさらに驚くのは、これら160色に満足できない人に向け事実上無限のカラーを実現できる「ペイント・トゥ・サンプル・プラス」が用意されていることで、これは完全なるオーダーメイドカラーとなり、顧客が用意したサンプル(塗料でなく、口紅などでもOK)がポルシェ本社へと送られ、その後に品質や耐候性などのテストが行われた後にペイントされるそうですが、このカラーの場合、テストに11ヶ月を要する、とのこと。

ちなみにその価格は一層高額になり、ポルシェの多くのモデルでは22,860ドル、911ターボ、911GT3、718ケイマン・ボクスターのGT系では25,660ドルに設定されています(日本だとペイント・トゥ・サンプルの1,664,000円に加え、さらに1,664,000円が要求される)。

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カスタムカラーは現代のプレミアムカーには「必須」

今回のカラー選択肢の増加に際し、ポルシェ自身は「個性化はポルシェの中核をなすものであり、ペイント・トゥ・サンプルはその要求を満たすために不可欠です。今回の提供により、多くの歴史的なカラーがよみがえり、カタログは合計160種類以上に拡大しました」とコメント。

参考までに、BMWもつい最近「ボディカラーのオプションを160色追加した」と発表していて、こちらはけっこうな人気だとも報じられていますが、その価格についてはアナウンスがなく不明です(さすがにポルシェほどは高価ではないと思う)。

このほか、様々な自動車メーカーにおいてはどんどんカラーバリエーションを拡大する傾向にあると認識しており、今後このトレンドはしばらく続くことになりそうですね。

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なお、BMWではボディカラーだけではなく「ストライプなどの柄」も(ロボットの導入によって)容易にボディ上に描けるようになったといい、技術の進歩によって、これまでにできなかったことも可能になっているようですね。

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