| 非常に「売りやすい仕様」、そしてさほど高いプレミアムを乗せていないことからも、当初から売却目的で注文したものと思われる |
今後はまだまだ投機筋の「売り」が出てくるかもしれない
さて、ランボルギーニはカウンタックの復刻版「カウンタックLPI800-4」の生産と納車を進めているところですが、今回なんとドバイにてそのカウンタックLPI800-4の売り物(中古車/新古車)が登場。
おそらくは世界初の売り物件だと言われており、ボディカラーはホワイト、インテリアはブラックというシンプルな仕様を持っています。
この「ホワイト」はカウンタックLPI800-4発表時のイメージカラーでもあり、というのもランボルギーニ創業者、フェルッチオ・ランボルギーニが自身で所有していたのがホワイトのカウンタックであったため。
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そう考えると、この(カウンタックを売りに出している)オーナーさんは、カウンタックLPI800-4発注時から「すぐに売りに出す」ことを考え、売りやすい仕様を選んだのかもしれませんね。
売りに出しているのはドバイのスーパーカー/ハイパーカーディーラー
今回、このランボルギーニ・カウンタックLPI800-4を売りに出しているのはドバイの「ファーストモータース」。
「(どんなことでも)世界で一番」を標榜し、最近あたらしくオープンしたエキゾチックカーディーラーですが、ユーチューバー達によってその規格外っぷりがたびたび報じられています。
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ちなみにこのカウンタックLPI800-4の価格は4億ドル(日本円で約5億5000万円)に設定されていて、新車価格は3億円弱と言われているので(もちろんオプションや仕様の内容によって大きく変動する)、今回の売値はそこまで強気の価格ではなく、売り主としては「早期転売にて現金化」を図りたいと考えている可能性も。
なお、カウンタックLPI800-4の限定台数は112台ですが、まだまだ納車が始まったばかりなので市場の飢餓感は非常に強く、今が(売るには)一番いいときなのかもしれませんね。
ランボルギーニ・カウンタックLPI800-4はこんなクルマ
そしてこのランボルギーニ・カウンタックLPI800-4についておさらいしてみたいと思いますが、上述の通り限定台数112台のハイパーカー。
この112台というのは、1972年に発表された初代カウンタック(プロトタイプ)の開発コードが「L112」であったことに由来しています。
ベースとなるのはランボルギーニ・シアンFKP37で、6.5リッターV12自然吸気エンジン+スーパーキャパシタを用いたハイブリッドシステムとの組み合わせにより最高出力814馬力を発生。
0-100km/h加速は2.8秒、最高速は355km/hを越えるという驚愕の高性能を誇りますが、なによりランボルギーニ自身が(CEOの交代による方針変更で)このカウンタックLPI800-4のようなレトロ路線のクルマを作ることは二度と無いと明言しており、つまりランボルギーニとして、その歴史上唯一の「リバイバルモデル」となるため、長きにわたり(永遠に?)高い価値を維持することは間違いなだろう、とも考えられています。
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参照:F1rst Motors(Instagram)