| 新型マクラーレン・アルトゥーラ・トロフィーはかなり戦闘力が高そうだ |
近年、ジェントルマンレースは大きく盛り上がる
さて、ポルシェやランボルギーニ、フェラーリはそれぞれワンメイクレースを開催していますが、今回マクラーレンが新しく「マクラーレン・トロフィー・チャンピオンシップ」を立ち上げワンメイクレースを行う、と発表。
そしてそれにあわせ、マクラーレン・トロフィー・チャンピオンシップにて使用する「アルトゥーラ・トロフィー」も公開されています。
ベースとなるのはマクラーレン・アルトゥーラGT4
このアルトゥーラ・トロフィーにつき、ベースとなるのはすでに発表済みのレーシングカー「マクラーレン・アルトゥーラGT4」で、しかしBoP(パワーバランス規制)を気にする必要がないために出力は制限なしの585馬力へ。
ハイブリッドシステムは取り除かれ、そしてエキゾーストサウンドはより魅力的になったと伝えられています。
さらにはバラストを積む必要もないのでアルトゥーラGT4に比較して重量が軽くなっているそうですが、リアウイングも(アルトゥーラGT4に比較して)ダウンフォースが大きなものへと変更されているため、よりダイナミックな走りを楽しむことができそうです。
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調整によって「GT4」車両へのコンバートも可能
なお、ちょっと面白いのは、このマクラーレン・アルトゥーラ・トロフィーにつき、エンジンマネージメントと空力パッケージを調整すればGT4仕様へとコンバートできるということで、購入者は(その手間さえ惜しまなければ)様々なイベントへと参戦可能になるということを意味します。
そして「マクラーレン・アルトゥーラ・トロフィーは、アルトゥーラGT4をベースに改造されているが、アルトゥーラGT4に戻すことも可能」という不思議なレーシングカーだというわけですね。
実際のレースにおいて、アマチュアドライバーはプロのレーシングドライバーとペアを組むことになるといい、この新シリーズのルールでは、まずアマチュアが自力にて予選を通過し、レース本線を開始してからプロフェッショナルへとステアリングホイールを託すことが許可されることに。
そしてこのマクラーレン・トロフィー・チャンピオンシップは、2023年に開催されるGTワールドチャレンジ・ヨーロッパのサポートシリーズとなる予定だといい、ポールリカール、ミサノ、スパ・フランコルシャン、ホッケンハイム、バルセロナの各サーキットにてラウンドが開催され、参加者はホテルなどの手配を行うコンシェルジュサービスを利用することができ、レースに専念できる体制が整っているようですね。
さらには570Sトロフィー所有者もこの新しいチャンピオンシップに参加する資格あ与えられる、とアナウンスされています。
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