| ヘルメット、グローブ、シューズ、スーツという「全身で」ディオールを表現 |
同時に発表されたクルマはデ・トマソ・マングスタのディオール仕様
さて、ディオールとグランツーリスモとが異色のコラボレーションを発表。
今回の企画ではディオールのデザインによるレーシングスーツ、グローブ、シューズ、ヘルメット、そしてデトマソ・マングスタが発表されていますが、これらは8月25日からグランツーリスモ内にて提供が開始される、とのこと。
なお、これらアイテムはディオールのデザイナーであるキム・ジョーンズが手がけるもので、バーチャルとのタイアップは今回が初なのだそう。
ちなみにディオールはナイキやリモワなど多数のブランドとのコラボレーションを行っていて、様々な方面において新しい客層の取り込みに積極的なブランドの一つです(これはLVMHグループ傘下のブランドの特徴でもある)。
ディオールのレーシングギアはこんな感じ
そこでまずディオールのデザインしたレーシングギアですが、ベースとなるカラーは「イエロー」。
これは「イエローが最も(デザイナーの考える)モータースポーツに近いカラー」だという理由からだそうですが、ややレトロなデザインを持つようですね。
そして全体には「Dior」のロゴ。
胸の「CD」ロゴは1960−1970年代に使用されていた「シティダイヤモンド(もちろんクリスチャン・ディオールの略でもある)」の復刻版。
レーシンググローブはグレーにイエロー。
シューズはディオリゾン(Diorizon)”に再解釈を与えたもの。
ヘルメットはグレーとブルーとのコンビ、そして「DIOR」のロゴ入り。
バイザーはブルーミラー、そして「Dior」の文字が全面に入ります。
なお、ディオールの属するLVMHグループは自社でサングラス工場を買収・運営しており、そこではこういった「ミラーにブランドロゴ(ルイ・ヴィトンからも発売されている)」といった仕様を多数リリースしていますね。
ディオールはモータースポーツとは無縁ではなかった
なお、ディオールによると、1960年代〜1980年代には香水をメインにモータースポーツのスポンサー活動を行っており、この「Jules」はメンズ向けのフレグランスです(このほかにも多くの香水ブランドがダカールラリーやル・マン24時間レースのスポンサーに付いていた)。
ちなみに(モータースポーツではありませんが)ディオールはベスパともコラボレーションを行ったことがあり、比較的自動車/バイク業界と繋がりが深いハイブランドなのかもしれません。
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なぜか車両は「デ・トマソ・マングスタ」
そして車両としてのコラボ先はなんとデ・トマソ・マングスタ。
なぜマングスタを選んだのかは不明ですが、レトロともフューチャーとも言える今回のカプセルコレクションにはけっこうマッチしているんじゃないかとも感じます。
ボディカラーは「ベージュ」で、その理由は「マングスタのデザインが力強いので、ボディカラーは控えめにしたかったから」。
ボディ上のストライプやグラフィックにはグレーが用いられ、レーシングギアとのマッチングもいいようですね。
なお、ボディやレーシングスーツ上にて再現されている「47」とはクリスチャン・ディオールがはじめてファッションショーにて「ニュールック」を発表した年でもあり、同ブランドにとって記念すべき数字だという意味があるようですね。
クリスチャン・ディオール×グランツーリスモのプロモーション動画はこちら
参照:Dior, GRAN TURISMO TV