| これだけ高くてもそれなりにアルピナが売れているということは、そのぶん価格納得性が高いのだと思われる |
とうてい手が出る価格ではないが、いちどアルピナXB7を運転してみたいものだ
さて、ぼくが欲しいと思いつつもなかなか手に入れることができないアルピナ(中古であればなんとかなるかと考えて探しているものの、中古でも手が出ない)。
現在はBMW傘下となっていますが、BMWとは完全に「補完」しあえる関係にあり、BMWにとっては「販売台数が少なすぎて採算に乗らない」ようなモデルであっても、アルピナにとっては十分に利益を出せる場合が見られ、この「アルピナXB7」もそういった例の一つだと思われます。
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アルピナXB7の最高出力は630馬力、最高速は290km/h
BMWは今年4月に新型X7を発表していますが、そのラインアップは「BMW X7 xDrive40i」「BMW X7 xDrive40d」「BMW X7 M60i xDrive」の3種類。
つまり「X7 M」が用意されず、それはつまり「X7 Mは(上述の通り)採算にあわない」と判断したのだと思われ、この中で最もスペックが高い X7 M60i xDriveだと530馬力、0-100km/h加速4.4秒というパフォーマンスを誇ります。
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ただ、そしてその数時間後には(2022年モデルとしての)今回アルピナXB7が発表されており、これは「BMW X7 Mの代わり」を務めるモデルだと考えてよく、その出力は621馬力、0-100km/h加速は4.2秒、最高速はなんと290km/hにも達し、ポルシェ・カイエン・ターボ(550馬力、21,090,000円)、アウディRS Q8(600馬力、19,350,000円)、メルセデスAMG GLS634MATIC+(612馬力、21,310,000円)など他社のハイパフォーマンス/ラグジュアリーSUVと真っ向からぶつかることに。
そして今回、そのXB7が2023年モデルへとアップグレードされたわけですが(まだ国内価格は公表されていないが、2022年モデルだと26,980,000円)、まずは新型アルピナXB7のデザインから見てみると、これまでの、そしてほかのアルピナ同様、「ボディアンダーとタイヤ/ホイール変更」がメインとなっていて、フロントだとヘッドライト周辺はX7同様のスプリットヘッドライトを継続し、グリル内部には「ウォーターフォール」イルミネーションも。※おそらく外観上だと2022年モデルと変更はない
そしてアルピナを主張するフロントエプロンが装着され、燦然と「ALPINA」文字が輝きます。
サイドから見ると巨大な23インチホイールが目を引きますが(標準だと21インチ)、これはもちろんアルピナ伝統の20スポーク(タイヤサイズはフロント285/35R23、リヤ325/35R23)、フロントブレーキはブレンボ製の4ポットキャリパー。
テールパイプはちょっと控えめな左右4本出しですね。
搭載されるエンジンはBMW製の4.4リッターV8ツインターボ(S68)+マイルドハイブリッドで、アルピナによって大きく改良がなされ、上述の通り出力は2022年モデルの621馬力から630馬力へ(トルクは変わらず)。
アルピナXB7のインテリアはこうなっている
そしてこちらはアルピナXB7のインテリア。
最新世代のBMW iDriveインフォテインメント・システムが搭載され、ボイス・コントロール機能が改善されたほか、より高度なパーソナライゼーションが可能になったとアナウンスされています。
安全面では、GPSデータと過去のステアリング操作の軌跡を記録し、最大10種類の駐車操作を記憶する新システムを搭載しているといい、この巨大なクルマにとっては非常にありがたい機能でもありますね。
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