｜ ブラバスはとことんGクラスを改造し尽くすようだ ｜
これだけ様々なバージョンが登場するということは、それだけ需要があると考えていいのかも
積極的にメルセデス・ベンツGクラス（ゲレンデ）のカスタムを展開するブラバスですが、今回は限定わずか10台のみの「ブラバスP 900ロケットエディション」を発表。
これまでにもブラバスは「ありとあらゆる」Gクラスのカスタムを発表してきたように思うものの、まだまだそこに「終わり」はないようですね。
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この「ブラバスP 900ロケットエディション」はその名からもわかるとおり、900馬力仕様（888PS）の4.5リッターV8ツインターボエンジンを搭載しており、その見かけと重量（2,720kg）によらず0−100km/hまでの加速を3.7秒でこなすと発表されています。
ブラバスP 900ロケットエディションはこんなクルマ
そこでこのブラバスP 900ロケットエディションを見てみたいと思いますが、これはブラバスが展開する「800アドベンチャーXLP」のロングピックアップボディに「900ロケット」シリーズのパワートレーンそして足回りとシャシーを組み合わせたもので、分類上はピックアップトラックではあるものの、見るからに速そうなスタイリングを持っています。
ボディパネルはカーボンファイバー製で「ロケットレッド」のディティールを持っており、フロントフェンダーそしてフロントバンパーは大きくワイド化。
フロントフードは大きく盛り上がり、センターにはエンジンを見ることができる「小窓」も。
この4.5リッターV8ツインターボエンジンはメルセデスAMGの4リッターツインターボをボアアップしたもので、ハードウェア（メカニカル）とソフトウェア両方において「極限」まで改造され、その結果として純正スペックに比較して大幅にパワーアップ。
トランスミッションは9速オートマチック、駆動方式は全輪駆動を引き継いでいます。
フェンダーは見ての通り超ワイド。
サイドギルにはロケットレッドのアクセントが用いられていますね。
フロントグリルもブラバス専用へと置き換えられ、内部がレッドに発光するという仕様。
前後スカートのサイドにはウイングが装着され、こちらもロケットレッドのアクセント。
ホイールはカーボンファイバー製エアロディスクを装着した24インチの「ブラバス モノブロックZ "プラチナエディション "（鍛造）」。
ブレーキシステムも強化され、フロントには直径400mm、リアには直径370mmのスチール製ディスクが与えられることに。
ブラバスはアドベンチャーXLPにポータルアクスルを用いて大きく車高を挙げていますが、このP 900ロケットエディションではその代わりにブラバス・ライドコントロール・アルミニウム・コイルオーバー・サスペンションを採用してオンロードでのハンドリングとパフォーマンスの向上を図っています。
車高はノーマルのG63に比べて最大45mm下げられ、しかしそれでも2,055ミリという圧倒的な存在感を持つことに。
上述のとおりボディパネルはカーボンファイバーですが、こういったドアハンドルなどのパーツもカーボンファイバー。
リアの荷台（ベッド）はブラバス特製で頑丈そうなロールバーつき。
ドバイの人々だとここにATVやジェットスキーを積んだりと様々な使い方をするのかもしれません。
ブラバスP 900ロケットエディションのインテリアはこうなっている
そしてこちらはブラバスP 900ロケットエディションのインテリア。
ブラバスらしいブラックとレッドでまとめられており、外装とのマッチングも良好ですね。
インテリアはすべて貼り替えられて「シーシェル（貝殻）」のステッチ入り。
本来シルバーのパーツ、そしてトリムはすべてレッドに統一されています。
文字通り至るところにまでレッドが使用されており、相当にコストがかかっていそうですね。
キャビンは4シーター化されており、シート素材はファインレザー、そしてシーシェルステッチにブラバスのバッジつき。
もちろんシートヒーターにベンチレーションが内蔵され、タッチコントロール式パネルやモニターも。
センターコンソールにはブラバスオリジナルのアンビエント照明も追加されているようですね。
ちなみにこのブラバスP 900ロケット・エディションの価格は649,638ユーロ（約9000万円）に設定されており、ノーマルの数倍といった価格設定ですが、それでもこれだけ多数のバージョンが登場するということは「それだけ人気がある」のだと思われます。
ブラバスP 900ロケット・エディションを紹介する動画はこちら
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参照：BRABUS