| スーパーカーはそのパワーゆえ、ときに予想外の動きをする |
事故の原因はおよそ「急加速」に集約されるように思われる
さて、いよいよ2022年も終わりに近づいた年の瀬に「スイスにて、ランボルギーニ・ウラカンを借りたドライバーが操作を誤ってクラッシュした」というニュース。
ドライバーはチューリッヒ出身の32歳の男性だといい、このランボルギーニ・ウラカン・スパイダーをレンタルし、およそ時速122キロで走行中だったとされ、しかし具体的な事故の原因については現在調査中だと報じられています。
ランボルギーニ・ウラカンのドライバーと同乗者に怪我はなし
報道によると、このランボルギーニ・ウラカン・スパイダーはベルリンへと移動する最中だったそうで、しかしスイスのスール付近にて何らかの理由によりコントロールを失ってしまったもよう。
画像を見るにガードレールを飛び越えて土手の上をスライドしており(土手がタイヤの形にえぐれている)、相当な衝撃であったことがわかりますが、幸いなことにドライバーと同乗者に怪我はなかったといい、まさに不幸中の幸い。
事故現場はけっこう現場は見通しが良い路上のようで、しかし雨のためか路面が濡れているようにも見えますね。
そしておそらくはスピンするような形でガードレールを乗り越えてその向こうへ。
衝突の衝撃によってフロントは大破し、エアバッグそして(オープンモデルなので、衝撃を検知し)プロテクションバーが展開しています。
事故が起きたのは午後9時頃で、現地警察によると、このウラカンのドライバーは事故当時泥酔状態にあったとされ、そのため血液検査を受けることになり、かつ詳細が判明するまでは運転免許の一時停止という措置が取られていて、その代償はかなり高くつくことになるのかもしれません。
スーパーカーのレンタルによる事故は少なく無い
なお、こういったスーパーカーのレンタルを行ったのちに事故を起こす例は少なくはなく、とくに「借りた直後」のクラッシュが多いもよう。
やはり気分が高まっていて、かつ慣れないハイパワーなクルマにてガツンとアクセルを踏んでしまうことにより容易にバランスを崩すからだと思われますが、ぼくの経験上では右折時の加速の際、そして高速道路での合流、やはり高速道路走行中の車線変更、そして山道での下りでのカーブ(特にミドシップ、リアエンジン車は車体後部が重く、それが前に出ようとするのでちょっとのことでバランスを崩してしまう)がけっこう危ないという印象です。
一般道であれば、こういったスーパーカーのパワーは「必要十分以上」なので、アクセルを軽く踏み、トルクがついてくるのを待ってから踏み足す、といった走り方をするといいかもしれません。
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