| ここまで準備を進めた以上、ポルシェはなんとしてもF1に参戦したいはずだ |
すでに「アンドレッティ」の目は消え、たしかに残るはウィリアムズしかない
さて、レッドブルとの提携話がまとまらず、2026年からF1に参入するという計画が宙に浮いたままとなってしまったポルシェ。
ただし今回、ポルシェがF1に復帰する方法を示す(かもしれない)情報がほかならぬポルシェ自身から示されており、それはインスタグラムに投稿された一つの動画から明らかになっています。
順番を追って説明してゆくと、少し前のことになりますが、ポルシェはフォーミュラEのインスタグラムアカウントを「ポルシェ モータースポーツ」へと改名しており、過去の投稿をすべて削除しているわけですね。
ただしポルシェは意味深な動画を投稿する
ただ、ポルシェはその後に続いて1本の動画、そしてポルシェのル・マン・レーサーである963を捉えた画像を投稿していますが、この動画に一瞬だけ故フランク・ウィリアムズ卿が写っており、これがどうやら「ポルシェがウィリアムズを買収してF1に参戦する」というウワサに結びついているもよう。
動画では、過去のレーシングカー(962)に加え963、フォーミュラE(9XX)、スーパーカップ、ケイマンGT4 eパフォーマンス、911GT3 Rなど様々なレーシングカーが登場し、最後のあたりで「#FINALLY」という文字が示されます。
この「FINALLY」については、昨年ポルシェが「F1についに復帰する」という意味を込めて商標登録した「F1nally」を思い起こさせ、様々なレーシングカーが登場した後に「FINALLY」と表示させることで、これらの次に来るのはF1マシンだと伝えたいのかも。
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ガルフ・オイルからも意味深発言が登場する
そしてもうひとつ注目に値するのはガルフ・オイルが最近、"Big F1 News coming soon "と予告していること。
ちなみにガルフ・オイルはマクラーレンとスポンサーシップ契約を結んでいたものの、2022年11月に「マクラーレンとの契約を更新しない」と発表していて(ただしマクラーレンは2023年においても公式潤滑油・燃料パートナーとしてガルフ・オイルを指名している)、これらを総合して「ポルシェがウィリアムズを買収し、ガルフをスポンサーにつけてF1に復帰するんじゃないか」という話が出ているわけですね。
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しかしながら、ウィリアムズはすでに広報担当者を通じてこの憶測に反応し、「ウィリアムズ・レーシングが売りに出されているといううわさは不正確です。我々は、新しいレギュレーションが導入される2026年からのメーカーとのエンジン供給に関して、いかなる話し合いにも応じるつもりです。我々はメルセデスとの関係に満足しており、彼らの努力に感謝しています」と(どちらともつなかい)コメントを出しており、事実は現時点で「闇の中」。※公式発表がブラフだったことも少なくない
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参照:porsche.motorsport