| ガソリンモデルをいったんやめてしまえば、今の御時世では二度と復活させることはできない |
アウディは「未来のクラシックモデル」を販売できるこの機会を見逃さないだろう
さて、アウディは電動化に向かってまっしぐらという状況ですが、現在の予定では、2026年以降に発売する新型車はすべてピュアエレクトリックとなり、2033年以降には(発売済の)ガソリンモデルのライフを終了させて全ラインアップが純電気自動車となる予定です。
ただ、中国など一部地域においてはガソリン車を(現地の需要にあわせて)遺すことになるといいますが、これは文字通りの例外的措置と捉えて良いかもしれません。
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アウディはEV、ガソリンともハイパフォーマンスカーに注力
そして今回、カーメディアのインタビューに対して語ったのが「今後、EVであろうが、ガソリンエンジン車であろうが、ハイパフォーマンスモデル(RS)はぶっ飛ぶクルマになる」ということ。
次世代のRS4とRS6がプラグインハイブリッドパワートレインを搭載することはわかっていますが、EV(E-Tron)に関しては、RS6 E-Tronが登場すると述べており、これはかなり過激なワイドボディ仕様となるもよう(にも関わらず、日常性も併せ持つようだ)。
現在のところE-TronにおけるRSモデルはE-Tron GTのみとなっているものの、ここにRS6が加わり、将来的にはガソリンモデル同様に「3,4,5,6,7」にRSモデルが設定されることになるのかもしれません。
アウディはガソリン時代最後の「RSモデル」に特別記念バージョンを用意?
そして今回のインタビューにて、アウディのチーフデザイナーであるマーク・リヒト氏が匂わせたのが「ガソリン時代最後のRSモデルにはなんらかの記念モデルが用意されている」ということ。※この「ガソリン」が、ハイブリッドまでを含むのかどうかはわからない
すでに地域によってはR8やTT RSが消滅していて、アウディはそれらへの餞とした記念限定モデルを発売しており、しかし今後は「仕様地向け」の特別記念モデルではなく、アウディ本社が企画した、全世界に向けた記念限定モデルの登場があるかもしれません。
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今の時代の流れから行くと、一旦ガソリンモデルを廃止してしまえば「二度と」復活させることは叶わず、よってこのまたとない機会をアウディが放っておくとは思えないため(もちろん他メーカーも同じではある)、未来の”クラシックカー”となりうる、そして高額で取引されることでブランド価値を高めうるモデルを販売できるこの機会において、”究極の”RSモデルを出してくるんじゃないかと考えています。
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参照:Top Gear