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フェラーリやランボルギーニでV12エンジンを設計した伝説のエンジニア、「ビッザリーニ」の名がハイパーカーとなって蘇る!デザインを担当するのはジウジアーロ親子

フェラーリやランボルギーニでV12エンジンを設計した伝説のエンジニア、「ビッザリーニ」の名がハイパーカーとなって蘇る!デザインを担当するのはジウジアーロ親子

| ビッザリーニ「ジオット」のデリバリーは早くても2025年以降 |

搭載されるのはなんと自然吸気V12エンジン

さて、2020年に復活がアナウンスされた「ビッザリーニ」。

これは1960年代にフェラーリやアルファロメオのエンジニアだったジオット・ビッザリーニの名を冠したブランドで、イギリスのペガサス・ブランドなる自動車販売会社がその商標権を獲得して新しく展開を行うと(2020年当時に)報じられ、今回はそのデザインスケッチ、そしてティーザー画像が公開されています。

なお、このビッザリーニの設立や車両の設計には元アストンマーティンのメンバーが複数名関わっており、いずれも経験豊富なことから(発売の)実現性が高い、とも言われていますね。

ジオット・ビッザリーニとは?

そこでジオット・ビッザリーニについておさらいしておくと、上述の通りアルファロメオやフェラーリを渡り歩き、フェラーリでは250GTO、250GT SWB ブレッドバンの開発に携わった人物として知られます。

当時、フェラーリの中心的人物ではあったものの、同じくフェラーリにて重責にあったカルロ・キティらとともに、エンツォ・フェラーリへと会社の運営方針に口を出したところ、一瞬で解雇されるという悲劇が起きてしまい(宮廷の反乱と呼ばれている)、その後はエンジニアリング会社ソシエタ・オートスターを通じて、ランボルギーニ初のV12エンジンを設計したことでも有名です(フェラーリでの経験から、モータースポーツ活動がいかに企業を疲弊させるかを知っており、それをランボルギーニ創業者、フェルッチオ・ランボルギーニに説いたため、ランボルギーニはモータースポーツに参戦しないことを決めたという話がある。ちなみにランボルギーニのために設計したエンジンは「レース用」だったとされるので、当初ランボルギーニはレースに参戦するつもりだったのかもしれず、途中で翻意したのかも)。

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ジオット・ビッザリーニはこの後イソ・リヴォルタ社で働き、1964年には自身の会社であるソシエタ・プロトチピ・ビッザリーニ(Bizzarrini S.p.A)を設立することになり、ここで販売されたのがビッザリーニ5300GT(イソ・リヴォルタA3)。

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1969年に同社が倒産するまで、約140台の車両がリヴォルノの工場で組み立てられていますが、今回あたらしくビッザリーニ名義にて発売されるハイパーカー(車名はジオットとなるらしい)はこの5300GTを現代に蘇らせたものだといい、24台限定、価格は”数億円だとも言われます。

デザインを担当するのはジウジアーロ親子

なお、この新しい「ジオット」をデザインするのはジョルジエットとファブリッツォのジウジアーロ親子。

ちなみにジョルジエット・ジウジアーロはベルトーネ在籍時代に5300GTをデザインしたという経験を持っていて、つまり自身がかつてデザインしたクルマを現代によみがえらせる、という幸運に浴することになります。

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ただ、当時の5300GTはフロントエンジン、新しいジオットはリアミッドという相違がありますが、それでもこういった経験ができるデザイナーは世界でもほんの一握りかもしれません。

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搭載されるエンジンは自然吸気V12、トランスミッションは8速デュアルクラッチオートマチックトランスミッションという組み合わせとなり(駆動方式はわからない)、特筆すべきは、「このV12エンジンはジオット専用に開発されたもの」で、アストンマーティン、リマック、テスラでエンジニアリングを統括したクリス・ポリット氏が監修していること。※現実的には、いずれかの現存するV12エンジンの改良版だと考えられる

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現時点ではパフォーマンス含めて数値的なものがいっさい公開されておらず、しかしここまでの話を聞く限りでは「とんでもないスペックを持つ」クルマとなるのは間違いなさそうですね。

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