| この外装は「塗装」にて再現、もうもとには戻せない |
ここまで思い切ってカスタムするのもひとつのクルマの楽しみ方かもしれない
さて、先日はフェラーリ・プロサングエの内外装カスタムプログラムを発表して世間を驚かせたポーランドのカスタムショップ「カーレックス(CARLEX)」。
今回はメルセデス・マイバッハGLSの内外装カスタムを公開していますが、その総額が830万円だとしてちょっとした話題に。
ただ、これだけのカスタムを行って830万円というのはある意味で「安いんじゃないか」と思えるところもあり、ここでその内容を見てみましょう。
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カーレックスによるメルセデス・マイバッハのカスタムはこんな内容となっている
そしてこのメルセデス・マイバッハGLSのボディカラーは「バーントオレンジにブラウン」。
カーレックス得意の「金属にブラシ加工を施した風の」テクスチャを持っていますが、これはいったんペイントした後に表面になんらかの(文字通りブラシ加工かもしれない)エフェクトを掛けるもので、カーレックスはこれを実際に塗装にて再現しており、つまりは「もとに戻すことができないカスタム」。
もちろんオーナーもこのカスタムに踏み切るには相応の覚悟をする必要があり、しかしその代償としてこのエキゾチックな外観が手に入るわけですね。
ちなみにエアロパーツのたぐいは一切装着されておらず、塗装以外の加工も施されていませんが、唯一の社外パーツは特注の23インチサイズのマルチスポークホイール(カーレックスはこのデザインのホイールを好んで用いている)。
やはりカーレックスの真髄はインテリアにあり
そしてこちらはこのメルセデス・マイバッハGLSのインテリア。
エクステリアとマッチした仕様を持っており、アッパー部はブラウン、ロワー部はオレンジというカラーリングを持っていて、文字通りの「総張替え」。
ステアリングホイールの上下はウッドにピアノブラックラッカーという上品な仕様を持っています。
シートのクッションには厚みを持たせ、表皮には「張り」が出ていますが、パンチングやレーザーカット、刺繍、パイピングといった様々な技法が効果的に使用されています。
そしてこの幸運なオーナーは、ドアを開くたびにこの素晴らしいインテリアを見ることができるわけですね。
シートベルトもブラウンに変更され、ここまで手の混んだ仕上がりを持つにもかかわらず、「内外装含めて830万円」というのはやはり破格かもしれません。
ただ、惜しむらくはカーレックスの所在地が「ポーランド」ということで、ポーランドに持ち込まないとこういったカスタムを受けられないということ。
例えばシートやアームレストの張替えだけであれば「それらパーツを送り、張り替えた後に送り返してもらう」ことも可能ですが、内外装フルカスタムとなるとそうもゆかず、カーレックスに依頼ができるのはおおよそ欧州のオーナーに限られるのかもしれませんね。
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