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新型レンジローバースポーツSV正式発表!最初の1年は「招待されたVIP」のみが購入可能、世界初の23インチカーボンホイールや同社史上最強の635馬力エンジンなどトピック満載

新型レンジローバースポーツSV正式発表!最初の1年は「招待されたVIP」のみが購入可能、世界初の23インチカーボンホイールや同社史上最強の635馬力エンジンなどトピック満載

| ここ最近のレンジローバーの「進化」「品質向上」ぶりはすさまじい |

さて、ランドローバーが新型(2024年モデル)レンジローバースポーツSVを発表。

まず、その骨子としては以下のとおりです。

  • パフォーマンス・フラッグシップ:・・・新型レンジローバースポーツSVは、スポーツラグジュアリーと革新的な性能向上技術を融合したパフォーマンス面でのフラッグシップモデルとして君臨
    完璧な姿勢制御・・・世界初の油圧式連動6Dダイナミクスエアサスペンション(ピッチ&ロールコントロール付)により、急加速、急ブレーキ、急コーナリング時にほぼ水平な姿勢を維持
    最高のパフォーマンス・・・ レンジローバー史上最もパワフルな635PSマイルドハイブリッドV8ツインターボを搭載、ダイナミクスに最適化された新しいSVモードの活用にて0-60マイル(96km/h)を3.6秒で加速、最高速は時速290キロ
    軽量化へのこだわり・・・ 世界初の23インチカーボンファイバーホイールオプションにより、総重量76kgの軽量化、バネ下重量の最小化、ハンドリング、加速、乗り心地の改善を実現
    ストッピングパワー強化・・・レンジローバー初となる軽量でパワフルなブレンボ製カーボンセラミックブレーキを用意(オプション)
    専用デザインの採用・・・フロントエンドとボディサイド下部、カーボンファイバー製ボンネット、クワッドテールパイプフィニッシャーなど、エアフローを強調したエクステリア、パフォーマンス重視のSV専用インテリアを採用
    快適性の向上: レンジローバー初採用となる「ボディ・アンド・ソウル」シートには 最新の車載オーディオ技術を導入し、音を感じ、ウェルネス効果を実感できるように
    エクスクルーシブ性・・・新型レンジローバーSVの生産初年度は限定車「SV EDITION ONE」のみとなり、選ばれた顧客のみが招待を受けて注文することが可能
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新型レンジローバースポーツSVはこんなクルマ

そこでこの新型レンジローバースポーツSVを見てみると、やはり最大の特徴は(BMWから供給を受けた)635馬力を発生する5.0リッターV8スーパーチャージドエンジン。

先代に比較して大きくパワー/トルクが向上しており、この数字はレンジローバー史上最強となっています。

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そして外観を見ると、カーボンファイバー製パーツの導入が目を引くところですが、これらのパーツはボディパネルと基本的に「ツライチ」に組み込まれています。

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レンジローバーでは、デザイナーのジェリー・マクガバン氏の意向によって(ヴェラールから)こういったツルっとしたデザインを採用しているのですが、金属や樹脂、そしてカーボンファイバーなど異なる素材を均一なギャップと面にて組み上げるのは簡単ではなく、しかしそれを維持するのはもっと困難。

自動車の車体は常に「ヨレて」おり、かつ様々な外的要因の影響を受けることになるため、こういった均一性を持たせ、かつ維持するには相当に高いボディ剛性の確保、もとより高いパーツ製造・車両組立技術が要求されます(ジェリー・マクガバン氏はさぞ設計担当者や製造現場を泣かせたことだと思う)。

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こういった「パネルの隙間を少なくする」ことで高級感を演出したのはアウディが「初」ですが、そのアウディもパネル間の隙間を詰めすぎ、そのために走行時のボディのヨレによってパネルとパネルが接触するといった問題も生じており、ホンダS2000も初期には同様の問題が出たために「パネルの間隔を広げる」といった対応を取っています。

ただ、画像を見る限りでは新型レンジローバーSVのボディパネル間のチリはかなり詰まっている上に正確であり、オフィシャルフォトでこういった部分をクローズアップし、大量に配布しているところから見ても「他社とは違うのだよ」という自信をアピールしているのかもしれません(実際、ヴェラール以降このスタイルを継続しているので、それなりのノウハウを積み上げているものと思われる)。

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そしてウインドウ、テールランプなど含め、さらにその「ツライチ度」が増しているようにも見えますね。

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なお、カーボンファイバー製パーツはいたるところに見られ・・・。

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しかしながら驚かされるのは「世界初の23インチカーボンファイバーホイールの採用」。

現在カーボンファイバー製ホイールはケーニグセグ、BAC、フェラーリ、フォードなどが導入しているものの、まだまだ少数派であり、しかしこの23インチ、さらにはヘビー級のSUV用というのは前代未聞。

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ちなみにこのホイールだけで重量を36キロ削ることができ、さらに新型レンジローバーSVでは(レンジローバー初の)カーボンセラミックブレーキも導入し、これによって34kgのダイエットに貢献するうえ、さらにカーボン製ボンネットによって6kgの軽量化を達成しています。

フロントのタイヤサイズは285/40 R23、リアは305/35 R23(ミシュラン・パイロットスポーツ・オールシーズン4タイヤ)が装着され、ダイナミックモードをさらに進化させたSVモードでは車高を15mm下げ、スロットルレスポンス、ステアリング、8速オートマチックトランスミッションの反応速度をシャープに再設定している、とのこと。

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新型レンジローバースポーツSVのインテリアはこうなっている

そしてこちらは新型レンジスポーツSVのインテリア。

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機能やエクステリアほど劇的な変化はないようですが、SV専用のグラフィックを持つデジタルメーターなど、随所にアップデートが見られます。

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インテリアの随所にもカーボンファイバー製パーツが見られ・・・。

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アクセントは上品なブロンズ。

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見たところ「非レザー」の採用部位を拡大しているようですが、これはベントレーなど一部英国の自動車メーカーにおける特徴でもありますね(ただ、アストンマーティンやロールス・ロイスはレザーの採用範囲を狭めてはいない)。

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このシートには「ボディ・アンド・ソウル・シート(Body and Soul Seats=BASS)」と呼ばれるトリックが内蔵されており、29スピーカー、1430Wのメリディアンサウンドシステムから流れる音楽に応じてシートが振動し、ドライバーと前席の乗員が音楽を「感じる」ことができるようになっていて、6つの(Poise、Soothe、Serene、Cool、Tonic、Glow)、”気持ちを落ち着かせる”ウェルネスプログラムを選択できる、とのこと。

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そしてこの新型レンジローバースポーツSVの購入は「招待制」となっており、つまりレンジローバーからオファーを受けた人のみがこれを購入できるということになりますが、一般の人が購入できるのはその一年後だとアナウンスされています。※最初の一年は「エディション・ワン」のみの設定

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新型レンジローバースポーツSVのプロモーション動画はこちら

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参照:LandRover

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