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25年ぶりにタミヤが「ポルシェ935マルティーニ」を再販。タミヤのプラモデルを通じてクルマの構造を学んだボク歓喜

25年ぶりにタミヤが「ポルシェ935マルティーニ」を再販。タミヤのプラモデルを通じてクルマの構造を学んだボク歓喜

| 田宮模型はその製品を通じ、ぼくらの信念の持ち方を教えてくれる |

タミヤほど情熱の感じられる製品を世に送り出すメーカーはないだろう

さて、我らがタミヤ模型が25年ぶりにポルシェ935マルティーニ(1/20、5,280円)を再販。

このポルシェ935はグループ5にて戦っていた(ポルシェ930ターボをベースとする)レーシングカーで、いわゆる往年の”シルエットフォーミュラ”。

1976年には7戦中4戦で優勝するなど圧倒的な強さを見せてチャンピオンに輝いたマシンです。

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ボクはタミヤ模型を支持している

ちなみにですが、ぼくは田宮模型に対する熱心な支持者でもあり、その理由は品質だけではなく「組み立てやすいから」。

意外とこれは重要な要素であり、組み立てる順番など「なんでこうなってるんだろうな・・・」というメーカーが多い中、タミヤの製品は作る人のことをよく考えた設計や説明書の作成がなされており(とくにサスペンション周りなど)、これはほかメーカーのプラモデルとの比較を(実際に組み立てながら)行えば一瞬でわかるかと思います。

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参考までに、タミヤは「田宮模型の仕事」という本を刊行しているのですが、これはぼくにとっての重要図書指定となっており、心に残るのは、仕入れ価格を値切ろうとする問屋に対し、当時の田宮模型の社長が「(安い)価格が欲しいのなら他で買ってください。しかし、品質が欲しいのなら(この価格で)ウチから買ってください」というくだり、そしてポルシェ911ターボ(930)を製品化するにあたり、実車を購入して分解してそのとおりに(そしてあまりに正確に)モデル化したため、ポルシェがこのプラモデルを手にしたとき「誰だ、タミヤに930の設計図を渡したヤツは・・・」と大騒ぎになったこと。※ぼくはタミヤのプラモデルを通じてクルマの構造を学んだようなものである

そして田宮模型の社員が時針の夢を叶えるためにイタリアにわたり、実際にカーデザイナーになったことも心に残るエピソードです。

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タミヤ製ポルシェ935マルティーニはこんなクルマ

そこでこのタミヤ製ポルシェ935マルティーニについて、これは全長235mm、全幅105mm、全高96mm(アンテナ含む)という1/20スケールのプラモデル。

当時の金型をメンテナンスしながら(田宮模型はその著書にて金型の維持の重要性についても触れている)再販したものと思われるので、現代の基準からすると少し大雑把なところもありますが、それは(時代背景を考慮すると)この製品の魅力をわずかでも損なうものではないと思います。

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ちなみにエンジンフードは着脱式で、その下には2,857ccの排気量を持つ水平対向6気筒エンジン、KKK製ターボチャージャーが収まります(タミヤはどこまでを再現し、どこを再現しないかという判断が秀逸である)。

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エンジンはもちろんトランスミッションなどドライブトレーンも忠実に再現。

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レーシングナンバーは「1」「3」両方が付属。

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なお、デカールは品質重視のカルトグラフ社製。

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表情までもをしっかり再現したレーシングドライバーも付属。

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ちなみにアンテナはステンレス製。

そのほか、タミヤは直近でこんな製品を発売している

そしてタミヤこのポルシェ935マルティーニの他にも魅力的な製品を発売しており、こちらは「ランチア ストラトス ターボ(1/24、3,300円)。

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そしてなんとGMA(ゴードン・マレー・オートモーティブ) T.50(1/24、5,500円)。

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その価格から理解できる通り、非常に精巧な作りを広範囲に渡って持っていて、カーボンモノコックシャシーやサブフレーム、サスペンションの構造、さらには冷却系までもが再現されています(シャシーだけでも十分に見応えがある)。

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いずれもその役割、そしてエアの流れ、そしてゴードン・マレーが何を考えて設計したのかすら理解できるような製品ですね。

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サスアームはF1マシンのようにエアロ形状を持っていた!※この製品ではじめてそれを知った

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このペダルの精密さを見よ!

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もちろんグラウンドエフェクトに貢献する「ファン」も再現。

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タミヤ「ポルシェ935マルティーニ」を紹介する動画はこちら

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参照:TAMIYA

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