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ポルシェ911「フラットノーズ」の再来?ガンサー・ワークス”F-26”が放つ1,000馬力、6速マニュアルの衝撃。クラシックさに未来的テイストを融合

ポルシェ911「フラットノーズ」の再来?ガンサー・ワークス”F-26”が放つ1,000馬力、6速マニュアルの衝撃。クラシックさに未来的テイストを融合

| ガンサー・ワークスが到達した新たな頂点 |

993世代のポルシェ911のみを対象とし、カーボンファイバー製ワイドボディと巨大なリアウィングを与えることで知られるレストモッダー「ガンサーワークス」。

つい昨日は3台のみ限定という究極の911レストモッド「GWX」を発表したばかりですが、今回はもう一つの究極モデル「F-26」を発表し、その技術をさらに高みへと引き上げたことを声高らかに宣言することに。

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モントレー・カー・ウィークで開催された「ザ・クエイル」で発表されたこの超限定モデル「F-26」は、同社がこれまでのすべてのプロジェクトから学んだことの「集大成」だと語られており、F-26というモデル名は戦闘機に由来しますが、そのインスピレーションはポルシェのワンオフモデル「935フラッハバウ(フラットノーズ)」、そして1980年代の930型フラットノーズ911から来ています。

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1,000馬力を生み出す心臓部と強化されたシャシー

ただしガンサー・ワークスF-26は、オリジナルのフラットノーズとは異なり、993世代の911のシャシーをベースとし、そこへ補強を加えて剛性を200%向上させていますが、ここまで剛性を向上させているのは「1,000馬力、トルク103.6kgmを発生させる4.0リッターのツインターボ・フラットシックスエンジンを搭載しているから」。

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さらに驚かされるのはトランスミッションに6速マニュアルトを組み合わせているということで(しかも伝統のウッドシフトノブ)、つまりは「これ以上ないドライバーズカー」ということに(新たにセッティングされたABSとトラクションコントロールが装備され、この強大なパワーのコントロールを容易にしているようだ)。

加えて足回りには、アンチダイブ機能を備えたダブルウィッシュボーン式フロントサスペンション、カスタムメイドによるマルチリンク式リアサスペンションを採用。※どちらもJRZ製の電子調整機能を備える

装着されるホイールはマグネシウム製の”ターボツイスト・モノブロック”、タイヤサイズはフロントに295/30R18、リアだと335/30R18(コンチネンタル・エクストリームコンタクト・フォース)だとアナウンスされています。

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未来的なレトロデザインと軽量化へのこだわり

ガンサー・ワークスは、クラシックなポルシェのシルエットに、(オリジナルデザインを)誇張したプロポーションと洗練されたモダンなライティングを融合させるのが得意ですが、F-26もその例外ではなく、オリジナルのフラットノーズにあったリトラクタブルライトの代わりにとして、F-26では3つのプロジェクターを持つ固定式ヘッドライトを採用(LEDデイタイムランニングライト内蔵ベゼルも組み込まれる)。

リアエンドには、ガンサー・ワークス独自のティンテッドLEDセイバーテールライト、そして強烈なダウンフォースを生み出す巨大なカーボンファイバー製「ダブルウィング」リアスポイラーが装着されています。

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究極のラグジュアリーとレトロフューチャリズム

さらにはほかのガンサーワークス製レストモッドと同様、カーボンファイバー製ボディパネルが装着され、ドア、ボディパネル、フロントスプリッター、ディフューザーすべてが「フルカーボン」となることで車両の軽量化に貢献し、車重はわずか1,247kgに抑えられることに。

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その一方、このF-26は現代的なラグジュアリー性も兼ね備えており、大胆なエクステリアデザインを補完するのが”丁寧に作り込まれたインテリア”。

むき出しのカーボンファイバー、木製シフトノブ、レザー張りのシート、アルカンターラのヘッドライナーがレトロなタッチと現代のテクノロジーを巧みに融合させ、さらにはApple CarPlay対応のポルシェ・クラシック製ラジオ(見た目レトロなオーディオシステム)も装備しています。

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現時点ではF-26の価格や納車時期は発表されていませんが、生産台数はわずか26台のみ。その希少性から、多くの人にとっては「手の届かない存在」となりそうです。

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参照:Gunther Werks

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